文化の華が開く11月3日、「令和6年度鹿追町民文化祭」が町民ホールで開催されました。
午前中には「鹿追町文化祭記念式典」(町教委主催)が挙行され、文化振興に大きく寄与された個人、団体を表彰。午後からは「町民文化祭芸能発表」(同実行委員会主催)が行われ、研鑽を積んだ成果を華々しく披露しました。
また、文化祭の開催に先駆け、10月31日から11月4日までの5日間、同会場において作品展示が行われ、430点にもおよぶ力作の数々が来場者の目を引きつけました。
記念式典では、「町民皆さまが心温かな人間性を育んでいくこと、芸術と文化の香りが漂い、人々が安心して暮らし、働ける町づくりに、一層思いを深くしていただきますことを、心から願います」と渡辺雅人教育長が式辞を述べ、受賞者に表彰状が贈呈されました。また、同席上において、鹿追町文化連盟表彰および環境美化標語の表彰が行われました。
来賓の喜井知己町長、上嶋和志町議会議長の祝辞に続き、受賞者を代表して、文化奨励賞を受賞した夏木句会会長の髙橋征士さんが「この栄えある感激を忘れることなくさらに決意を新たにし、鹿追町の芸術文化の振興に努めてまいります」と謝辞を述べ、「我が村の山河詠みゐて冬麗」と一句詠み上げ、式典を締めくくりました。
各受賞者ならびに事績は次のとおりです。(敬称略)
◆鹿追町文化奨励賞
・鹿追夏木句会
平成22年8月に地域の有志8人によって会を設立し、今日まで15年間、俳句活動を継続されています。例会のほか瓜幕中学校ギャラリーへの出展、分館祭やウリマックホール展、平成27年に開催された道の駅うりまく10周年記念事業の俳句まつりへ協賛するなど、地域との俳句文化の交流に務められました。また平成25年および令和元年の北海道ホトトギス俳句大会に参加し、特選、入選等を受賞するなど会員相互の資質向上、本町の俳句文化の普及と振興に大きく寄与されました。
◆鹿追町文化奨励賞
・齊藤 隆博
鹿追中学校美術教員として教職に就く傍ら、神田日勝記念館建設検討委員会委員として美術館の建設検討に尽力されました。開館後は全国の小中学生を対象とした「馬の絵作品展」の審査委員長として30年間に渡り青少年の芸術文化の推進に尽力され、砂田友治展の招聘や絵画教室の講師を務められました。
また、神田日勝記念美術館が主催する十勝の美術作家展では率先して運営委員の役を担うなど、美術館事業の推進、本町の美術の普及と振興に大きく寄与されました。
◆鹿追町青少年文化奨励賞
・鹿追小学校3年 濱口 諒
鹿追ウィンドウギャラリー第18回花の絵コンテスト(受賞)準大賞
◆鹿追町青少年文化奨励賞
・鹿追小学校1年 辻本 凪
鹿追ウィンドウギャラリー第18回花の絵コンテスト(受賞)鹿追町長賞
◆鹿追町文化連盟賞
・白石 知徳
平成29年に鹿追短歌会の入会以来、会の事業に積極的に参加。第35回全十勝短歌大会において、十勝毎日新聞社賞、時田則雄賞を受賞するなど俳句の普及活動に尽力されました。
◆感謝状
・神田 眞理
神田日勝記念美術館の所蔵作品の充実のため油彩画を寄付いただきました。
◆環境美化標語表彰
※詳細は本紙をご覧ください。
問い合わせ:教育委員会 社会教育課
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