旭日双光章・鹿追町民栄誉彰受章者で元鹿追町議会議長の堀川昌廣氏=鹿追町瓜幕西1丁目11番地=が3月30日にご逝去されました。享年88歳。
鹿追町民葬による葬儀が、4月1日に通夜、2日に告別式の日程でしめやかに執り行われました。会場となった介護予防センターには、町内外から多くの参列者が駆けつけ、生前の堀川氏を偲びました。
堀川氏のご生涯に深く敬意を表し、多大なご功績をここに改めてご紹介させていただきます。
◆堀川昌廣氏を追想す
堀川氏は、昭和10年6月12日に本町でお生まれになり、北海道帯広三条高等学校を卒業後、家業である有限会社(5)堀川商店に勤務されました。
平成3年5月に地域住民からの後押しを受け、鹿追町議会議員に初当選以来、通算5期20年の永きにわたり町政に参画され、議会議長、議会運営委員会委員長などの要職を歴任されました。特に、平成19年から平成23年まで町議会議長として高い識見と卓越した指導力により、いち早く議会改革に取り組み、議会の民主的な運営にご尽力されました。
また、昭和52年から平成3年まで、鹿追町教育委員会委員として、町の教育の振興に多大なご貢献をされたほか、各行政委員や消防団分団長を務めるなど住みよい町づくりに寄与されました。
こうしたご功績に対し、平成18年に北海道町村議会議長会会長表彰、平成19年に全国町村議会議長会会長表彰、平成22年に北海道知事表彰、平成28年春の叙勲において「旭日双光章」(地方自治功労)の栄誉に浴されました。
町では、これらの事績を後世に伝えるべく、平成29年4月に「鹿追町民栄誉彰」を贈らせていただきました。
葬儀では、喜井町長が堀川氏の生前の功績をたたえるとともに、地域の方々から愛される温厚な人柄を偲ぶ弔辞がささげられました。
鹿追町に生まれ、鹿追町に育ち、町議会議員をはじめ数多くの要職を歴任され、町の発展に尽くされた堀川氏のご功績は、永久に鹿追町民の胸中に生き続けることでしょう。
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