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健康へのページ

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北海道鹿部町

■こんにちは保健師です
今月の担当は、平野悠です。

◆「オーラルフレイル(お口の虚弱)を予防しましょう」
高齢になって、体や心の働き、社会的なつながりが低下した状態をフレイル(虚弱)といいます。健康と病気の中間的な段階で、この段階を経て要介護の状態になるとされています。フレイルは、早めに気づいて食事や運動に気を付け、人との交流を保つことなどで、健康な状態に戻ると言われています。いつまでも元気に毎日を送るためには「フレイル」を防ぐことが大切です。今回は、お口のフレイル「オーラルフレイル」についてお知らせします。

○“オーラルフレイル”って何?
オーラルフレイルとは、オーラル(口腔)とフレイルを合わせた言葉で、お口の機能の虚弱をいいます。硬いものが食べにくくなり、食べ物をうまく飲み込むことができなくなります。その結果、食事が取れず栄養状態が悪くなったり、誤嚥性肺炎を起こすきっかけとなったりし、介護が必要な状態へつながる危険があります。

◆オーラルフレイルを予防するためのポイント
○お口を健康に保ちましょう
・年に1回は、歯科健診を受け、入れ歯などのお口の状態を確認しましょう。

○お口の中の清潔を保ちましょう
・毎食後、寝る前に歯を磨きましょうデンタルフロスや歯間ブラシの使用、舌の清掃を行いお口の中を清潔に保ちましょう。お口の中の細菌を少なくすることで、誤嚥性肺炎を予防することができます。

○お口周りの体操で口腔の機能を保ちましょう(あいた時間や、食事前に5回ぐらい行いましょう)
・口を閉じて、両ほほを膨らませ、両ほほをへこませます。また、交互に膨らませたりへこませたりします。
・口を閉じたまま、舌を口の内側につけながら、交互にぐるぐる回します(唾液がでてきます)。
・パタカラ体操…「パタカラ」と口を動かし、しっかり発音します。

○よく噛んで食べましょう。また、会話を楽しみましょう
・食べ物による誤飲を防ぐため、30回は噛んでから飲み込みましょう。
・会話の他に、歌を歌ったり、早口言葉を言ったりしてみましょう。口や舌、ほほの筋肉が鍛えられ、口の動きが良くなります。

※75歳以上の方は、歯科健診を受けてオーラルフレイルの心配がないか確認しましょう。希望される方は、役場保健福祉課保健推進係へお申し込みください。

お問い合わせは、役場保健福祉課保健推進係
【電話】01372-7-5291へ。

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