令和6年は、鹿部町のシンボル「しかべ間歇泉」が大正13年に発見されて以来、100周年を迎える年にあたります。そこで、この記念すべき年を「アニバーサリーイヤー」と称し、町民の皆さまと祝福していきたいと考えています。
メインイベントとして5月25日(土)に道の駅しかべ間歇泉公園で「しかべ間歇泉発見100周年記念式典」を開催します。このほか、各方面でイベントの実施を予定していますので、「しかべ間歇泉発見100周年」特設ページをご覧ください。
■100周年にあたり、改めて「しかべ間歇泉」について学んでみよう!
○しかべ間歇泉とは?
間歇泉とは、周期的に地面から湧き出す温泉のことです。
鹿部の間歇泉は約10分間隔で15m以上の高さまで噴き上がる日本でも大変珍しいものです。
○しかべ間歇泉の仕組み
(1)約100度の温泉が地下26mからパイプの中をゆっくりと上昇します。
(2)地表近くの水圧が低い場所までくると、沸騰し始めます。
(3)沸騰でできた気泡がパイプの中の水圧を下げるため、より沸騰しやすくなり、温泉の湧き出す量が増加。本格的な沸騰が起こると、温泉が勢い良く噴き上げられます。
(4)次第に噴き出しの勢いに、温泉の湧き出す量が追い付かなくなるため、水位が下がり温泉はパイプ外に噴き出せなくなります。温度も100度以下に冷やされ、パイプ上部に溜まるので沸騰が終了します。
○しかべ間歇泉の歴史
しかべ間歇泉は大正13年、温泉を掘っているときに偶然発見されました。平成30年には「北海道遺産」に認定され、鹿部町民の宝物が北海道民の宝物として選定されています。
今も変わらず温泉を噴き上げ続ける間歇泉は、地域の誇りとしてあり続け、鹿部町と北海道全体の活性化に貢献しています。
お問い合わせは、役場食と観光課食と観光推進係
【電話】7-5293へ。
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