令和7年1月に観測された駒ケ岳の状況についてお知らせします。
全般:火山活動は静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。
噴煙活動:山頂に設置した監視カメラでは、昭和4年火口でごく弱い噴気を観測しています。
昭和4年火口でごく弱い噴気を観測した日数は、2021年頃と比べ、増加していますが、噴気活動に明瞭な活発化は認められません。
地震活動:火山性地震は少なく、地震活動は低調な状態です。火山性微動は、観測されていません。
地殻変動:GNSS連続観測では、2024年1月以降、特段の変化は認められていません。長期的には、山頂火口原を挟む基線で断続的に伸長傾向が続いています。
(GNSS観測:GPS含む衛星測位システムの総称)
(1)詳細は札幌管区気象台ホームページでも閲覧することができます。
【HP】https://www.jma-net.go.jp/sapporo/
(2)気象庁ホームページに駒ヶ岳の火山観測データが掲載されています。火山活動状況などの把握にご利用ください。
【HP】http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/open-data/open-data.php?id=113
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