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世界の旅行者が訪れるまちに!! アドベンチャートラベル in くろまつない

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北海道黒松内町

◆地域の自然や文化に触れ合い・楽しむ旅行
今、「アクティビティ」「自然」「異文化体験」の3つの要素のうち、2つ以上を組合せた「アドベンチャートラベル(AT)」という新たな旅行形態が注目を集めています。
その背景には、単なる観光だけではなく、地域の人々との触れ合いやその土地の自然と文化を深く知るなど、未体験の多様な価値観に触れることで、旅行者自身の内面が変化していくような体験が求められていて、主にヨーロッパや北米、オーストラリアを中心とした国々の富裕層に人気が高まっています。
本町では、ブナ林散策・サイクリング・カヌーといった環境に優しく自然を体感できるアクティビティと、そば打ちや和太鼓などの文化体験を掛け合わせたツアーを提供して、海外からの旅行者の受入れを行っています。

◆ATWSが北海道で開催!
世界約60か国の旅行会社、メディア、政府観光局などから約800名の関係者が参加した世界最大のATイベント「アドベンチャートラベル・ワールドサミット」が9月11日から14日にかけて、札幌コンベンションセンターをメイン会場に開催されました。
本町は、ATWS開催前に全国各地でツアーを行う「プレ・サミット・アドベンチャー」の受入地に選定され、町観光協会で黒松内コースの企画・運営を行いました。
今回のツアーは4泊5日で、1日目から3日目の昼まではウポポイ(民族共生象徴空間)、洞爺湖、有珠山、豊浦町などを周り、3日目の夕方から5日目までは本町で滞在するコースとなりました。参加したのは、アメリカ、オーストラリア、ブラジルなどの旅行業関係者10名で、本町の自然や地域の方との交流を体験してもらい、本町の魅力を存分にアピールすることができました。

◆世界の旅行者が訪れるまちを目指して
本町がブナ北限の里づくり構想を基に進めてきた「都市と農村の交流」の新たな形である「交流・滞在型の観光」の推進のために、町観光協会を中心に、模索しながら取り組んでいます。
現在では、道内の旅行会社と連携し、北海道の中でもATの先進地として、たくさんの外国人旅行者を受け入れていますが、更にまち全体で世界からの旅行者を受け入れる(歓迎する)体制を整えていかなければなりません。
そのためには、現在でもブナ林散策・釣り体験・カヌー体験・そば打ち体験など、町民の皆さんに地域案内人として活躍してもらっていますが、もっともっとたくさんの方に地域案内人として、活躍していただく必要があります。黒松内の魅力を伝えたり、通訳をしてみたいという方は是非町観光協会へ御連絡ください。
今後も、第4次町総合計画に基づき、交流人口を増やし、稼ぐ観光の実現に向けて、町観光協会・町民・町が一体となって取り組んでいきます。

■プレ・サミット・アドベンチャー ~黒松内コース~
▽黒松内1日目
・新ちゃんで夕食

▽黒松内2日目
・サイクリングで歌才ブナ林駐車公園へ
・歌才ブナ林ガイドウォーク
・自然に囲まれた森林公園でランチ
・サイクリングで町内散策~旭野・中ノ川・商店街約20kmのコース~

ー道中寄り道ー
・すずやの和菓子
・冨田ファームで自家製ポテトチップス
・今田真史農場でいもの選別・枝豆収穫見学

・小間旅館と酔り道百桃で夕食

▽黒松内3日目
・朱太川でカヌー体験
・浜中海岸で海を眺めながらランチ

〔黒松内の観光資源を存分に活かしたコースで、皆さんとても楽しんでいました!〕

■黒松内の魅力を最大限、伝える
私は、主にブナ林やカヌーのガイドと、地域の方と旅行者が交流する際の通訳としてATに関わっています。
旅行客の皆さんは黒松内のことを何も知らないで来られる場合がほとんどなので、限られた滞在時間で、ブナ林や朱太川、町並みなどの風景と、今の黒松内の自然が残されてきた経緯をリンクさせ、「良いところでしょ」という言葉を使わずに魅力を伝えることを意識してガイドをしています。
ATの旅行客は、特に地域の方との触れ合いをとても喜んでくれます。住んでいるからわかる黒松内の魅力を、情熱を持って話してくれる方と交流することに大きな価値を感じているのだと思います。ガイドでまちを案内しているときに、町民に会って、挨拶してすれ違っていると、その様子を見た旅行客は「まち全体がウェルカムな雰囲気で嬉しい」と話しており、これは都会にはない黒松内の大きな魅力の一つだと感じました。
地域の方が喜んで受け入れられる旅行客数の範囲で、よりたくさんの方に訪れてもらえるようバランスを取りながら、継続して何度も来てくれるような「黒松内のファン」を作っていけるよう取り組んでいきたいと思います。

お問合せ先:
町企画環境課(担当 鎌谷)【電話】0136-72-3376
(一社)黒松内町観光協会【電話】0136-72-3597

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