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北海道大学 大学院農学研究院・大学院農学院・農学部・大学院国際食資源学院と連携協定を締結

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北海道黒松内町

11月27日(月)農学部本館にて、大学院農学研究院・大学院農学院・農学部・大学院国際食資源学院と本町の連携協定に関する調印式が執り行なわれました。
本町は豊かな自然を活かした農業の盛んな地域であり、以前より農学研究領域の多くの研究者により湿地や河川、森林等の調査研究、さらに無肥料・無農薬放牧法の産学連携研究など、多様な研究開発や教育活動が行われてきました。
北海道大学(旧北海道帝国大学)と本町との関係が記録されているのは今からちょうど100年前の大正12年に故新島義直教授によって記された「天然記念物調査調書」にさかのぼります。この調書に基づき「歌才ブナ自生北限地帯」が昭和3年に国の天然記念物に指定されました。
その後、太平洋戦争末期の歌才ブナ伐採の危機では、故舘脇操教授の尽力により伐採が免れており、この物語は市民劇「北のヤシの木」でもおなじみです。平成に入ってからは故辻井達一教授の指導による「国際ブナフォーラム」の開催や北海道遺産登録など、本町の基盤となる自然環境保全と持続的な利用を旨とする思想と実践の礎が築かれてきました。
近年では、国際食資源学院のフィールド実習や海外の短期留学生向けプログラムPARE実習など、本町は自然生態系を生かした教育プログラムの実施先ともなっており、生物多様性を基盤とした生産活動を間近に学ぶことのできる地域としての認識が学内で高まっています。
これらの経緯を踏まえ、産学官の連携による教育研究をより一層推進し、研究成果を本町に還元することにより、地域振興につなげるため、連携・協力に関する協定を締結しました。今後は豊かな自然環境を持続的に活用する環境保全型農業など、北海道全体の食糧生産を維持発展するための応用研究も含めた新たな取組が進められます。

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