■知事対談 ピエール・リトバルスキーさん
※この対談は6月30日のリトバルスキーさん(以下「リティ」)来日時に収録したものです。
知事:ようこそお越しいただきました。日本に来るのはいつぶりですか。
リティ:コロナ禍だったので久しぶりです。以前は夏と冬はリフレッシュのために必ず来ていました。今日はJFA夢フィールド(※1)や、幕張メッセも見ました。建物が増えましたか?街のイメージがちょっと明るくなったような。
知事:ありがとうございます。姉妹都市のデュッセルドルフにJFAのヨーロッパの拠点がありますよね。そして、千葉にJFA夢フィールドができて。
リティ:大切なポイントですね。JFA夢フィールドは成田からも羽田からも便利な場所です。
知事:そこで練習したり鍛えたりできますね。
リティ:だからドイツは負けた(※2)!!(笑)ドイツ人と日本人とで観戦していましたが、心の中では日本を応援していました。来日した1993年当時に比べて、日本人選手はフィジカルもメンタルもすごく強くなりましたね。
知事:ジェフの時代を振り返って、当時の印象はどうですか。
リティ:来日初日、まず市原市役所に入ったら、みんな立って。(ここで拍手のジェスチャー)
知事:大歓迎だったでしょう。
リティ:少し恥ずかしかったです。ドイツ人はそういうことをやりませんから。その後、スタジアムでも大勢のサポーターに迎えられて、びっくりしました。僕のことは知らないと思っていたから。今でも忘れられないです。
ジェフではプレイヤーをして、その後横浜FCで監督になりました。その頃が一番楽しい時間でした。今でも日本に来たら、昔のチームメイトと会って、直接話せるのですごくうれしいです。
知事:そういう形で千葉に愛着を持っていただいて嬉しいです。
ドイツの人たちにもっと深く千葉のことを知ってもらうには、どうすればいいでしょう。
リティ:ドイツ人の多くはまだ日本をよく知らないです。「アジアは全部同じですよね」と。それと日本は高いと思っている。安くておいしいお店だとか、日本の電車は早くて便利だとかを、もっと宣伝しないと。日本を紹介するときに、千葉のことも一緒に紹介して、知ってもらえばいいのでは。
知事:そうですね。今後ドイツでジャパンデーがある時は千葉県もいろいろPRをしていきたいと思っていますので、ご協力いただけると大変ありがたいです。
今年は9月に日本対ドイツの国際親善試合(※3)がありますね。
リティ:ワールドカップのリベンジでもありますが「日本を応援します」という人も結構います。
知事:ドイツの人たちも応援したくなるんですね。やっぱりジェフが強くなって、日本代表にどんどん選手を送り込んで、ドイツで活躍してもらわないと。
リティ:昔は良かった(笑)昇格して、J1の試合を見たいですね。
(※1)千葉市にあるJFA(日本サッカー協会)のトレーニングセンター
(※2)2022年FIFAワールドカップカタール大会のこと。グループステージ日本対ドイツ戦にて2対1で日本が勝利。
(※3)9月9日実施。4対1で日本が勝利。
問合せ:県文化振興課
【電話】043-223-3945
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