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千葉県は令和5年6月で誕生150周年を迎えます

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千葉県

1873(明治6)年6月15日、印旛県と木更津県の合併により千葉県が誕生し、今年で150周年となります。この間、先人や私たちは、数々の災害や困難を乗り越えつつ、海や山に恵まれた自然環境や、歴史・文化が根付く地域の魅力を生かしながら、発展の歩みを進めてきました。
県では、令和5年6月~令和6年6月までの1年間を150周年と位置付け、本県ならではの多様な文化資源や魅力を発信するとともに、千葉のブランド価値の創出・向上や地域活性化につなげるため、県内各地でさまざまな記念事業を実施します。

■県民の日 6/15
「県民が、郷土を知り、ふるさとを愛する心を育み、共に次代に誇り得る、より豊かな千葉県を築くことを期する日」として、県の人口が500万人を突破したことを記念して、1984(昭和59)年に制定されました。

■記念事業の概要
▽テーマ
県誕生から150年を振り返り、続いていく未来に思いを馳(は)せる

▽ロゴマーク
千葉県マスコットキャラクターチーバくんの生みの親である坂崎千春(さかざきちはる)さんが制作。
(※ロゴマークは本紙に掲載されています。)

▽総合プロデューサー
小林武史(こばやしたけし)さん
日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手掛ける音楽家。2019(令和元)年から木更津市で農と食とアートとが融合した施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」を運営し、食の循環を可視化するプロジェクトを進めています。

▽総合ディレクター
北川(きたがわ)フラムさん
アートディレクター。アートによる地域づくりの実践として、全国各地の芸術祭で総合ディレクターを務めています。また、2013(平成25)年からは、市原湖畔美術館の館長に就任しています。

■千葉県誕生150周年記念 知事対談
総合プロデューサー 小林武史さん

知事:総合プロデューサーにご就任いただきありがとうございます。今回対談できることになり、大変うれしく思っています。まずは記念事業のプロデュースに当たって、ビジョンや思いを聞かせていただけますか。

小林さん:3年5年10年と、未来に続いていくモノ・コト・活動の機運を皆さんと作っていく始まりになるといいなと思っています。東京に近い千葉県から、これからの日本や世界に向けて「続いていく未来」を発信していく。その中心として、かなり新しい形の芸術祭を考えています。

知事:僕らも単なる周年事業ではなく、これをきっかけに県内の各地域でさまざまな活動が続いていって欲しいと思っています。
小林さんは木更津で、「農・食・アート」をテーマにした「KURKKU FIELDS」を運営されていますが、このプロジェクトを始めたきっかけを伺えますか。

小林さん:経済偏重ではなく「全体の循環やバランス」を考える活動を続ける中で、実践の場となる自然豊かな場所を探していて、木更津に出会いました。アクアラインを通じて都市とわずか1時間足らずで結びついている立地が、何かいろいろなことを発信する基盤になると思ったんです。

知事:他にも県内各地をご覧になって、印象に残っている地域はありますか。

小林さん:先日銚子へ行きましたが、すごくカラーがあって好きな街でした。マグロの漬け丼が今まで食べた中で一番おいしかった。あのたれの味はなかなか出せないですね。

知事:銚子では何を食べてもおいしいですよね。しょうゆの町でもありますから。

小林さん:銚子ばかりでなく、柏、松戸の方から安房の方まで、きれいな海や温暖な気候などいろいろな魅力がグラデーションで点在しています。東京から1~2時間の範囲にこれだけさまざまな魅力が詰まっている千葉県を、県外の方にも身近に感じていただきたいです。

知事:「千葉」と一つにくくるのが難しい、多彩な地域特性がありますよね。
未来に向けて、意外と県民が気付かない「秘めた可能性」を教えていただけますか。

小林さん:房総半島の自然の雄大さや豊かさは他にないと思います。古来から、食の循環、命の循環という意味で、楽園だったのでは。人類が地球規模で、競争ではなく共存・共生を考えていく時代だからこそ、千葉県は世界で十指に入るメガシティーの東京に影響を与えられるポテンシャルを持っているような気がします。

知事:ありがとうございます。のんびりできる「豊かさ」という価値観を自信を持って東京や世界に提示していかなければならないですね。

問合せ:県文化振興課
【電話】043-223-3945【FAX】043-224-2851

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