■磯香る江戸前品 アサリのふうかし(みそ汁)
▽材料2人分
アサリ(殻付き)120グラム
水 400cc
みそ 約20グラム
青ネギ 適量
(1人分/約20キロカロリー 脂質0.2グラム 食塩相当量1.2グラム)
▽アサリの砂抜き
水500cc(分量外)に対して塩大さじ1(分量外)を加えた塩水にアサリを入れ、新聞紙でふたをして冷暗所に一晩置いて砂を吐かせる。
※市販のアサリは、ほとんどが砂抜きされています。
▽作り方
(1)砂を抜き、汚れを十分に取ったアサリと分量の水を鍋に入れ火にかける。
(2)煮立ち、アサリの口が開いたら火を弱め、みそを溶き入れる。
(3)あくを取り、再び沸騰したら火を止める。
(4)器に盛り、お好みで刻んだ青ネギを散らす。
コツ:殻の汚れは塩をまぶしてこするとよく落ちます。みそは製品によって塩分量が異なるので、味見をしながら少量ずつ加えると良いでしょう。アサリは煮すぎると身が硬くなるので注意が必要です。
(調理協力・千葉伝統郷土料理研究会)
▽アサリの豆知識
アサリはビタミンB12、カルシウム、鉄が多く含まれ、特にビタミンB12は貝類でトップクラスです。また、うまみ成分であるタウリンも豊富で、肝機能を高める効果があるとされています。
東京湾で採れる千葉のアサリは、古くから江戸前品として重宝されており、将軍家へと献上されるほどでした。当時は冷蔵設備がなく、アサリをふかしてから輸送しており、そのふかし汁にみそを加えて賄い料理として食べられたものが「ふうかし」の由来といわれています。
問合せ:県報道広報課
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