3月20日に能登半島の被災地を訪問しました。応急支援から復旧・復興に向けた支援に移行する中、石川県の馳(はせ)知事や珠洲(すず)市の泉谷(いずみや)市長と面談を行い、今後の支援ニーズなどについて意見交換するとともに、本県が対口(たいこう)支援(※)を行っている珠洲市内の避難所を訪問し、職員を激励しました。
これまで千葉県からは延べ1,400人以上の職員が派遣され、支援してきましたが、4月からは中長期的な派遣に切り替え、引き続き復旧・復興を支援していきます。被災地の1日も早い復旧・復興を願うとともに、厳しい環境の下で支援活動に当たってきた全ての関係者に敬意を表します。
千葉県でも地震が相次いでおり、不安に思う県民の方も多いのではないでしょうか。皆さまも家具転倒防止対策や備蓄などの備えを万全にしていただくとともに、自主防災組織など共助の取り組みにもご参画いただければ幸いです。
県では防災・危機管理体制を今一度確認するとともに、今回の被災地支援で得られた教訓を本県の防災対策の一層の強化に生かしていきます。
防災対策の強化は行政の取り組みに加えて、民間との連携も不可欠です。
昨年から千葉県誕生150周年事業を進めてきましたが、その中でさまざまな企業や団体との連携事業が生まれました。「以前から千葉県と連携したかったが、良いきっかけとなった」との声もあり、今回生まれたさまざまな結び付きを事業終了後もつなげていくことが重要と考えています。
6月にはいよいよフィナーレイベントが行われます。県民参加型のイベントとなっていますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
千葉県知事 熊谷 俊人(くまがい としひと)
※対口支援…被災自治体ごとにパートナーとなる支援自治体を割り当てて支援をする手法
<この記事についてアンケートにご協力ください。>