■117 イセエビ日本一
◇伊勢じゃなくて千葉?!
三重県の「伊勢」の名が付くイセエビですが、実は千葉県が漁獲量全国1位を誇ります(令和4年漁業・養殖業生産統計年報)。特に外房地域の太東(たいとう)・大原から勝浦にかけての沿岸は、豊富な餌に恵まれた岩礁帯が続くイセエビの好漁場。ここで漁獲されるイセエビを、県では「外房イセエビ」として「千葉ブランド水産物」に認定し、広くPRしています。荒波にもまれて引き締まったプリプリの身は市場でも高く評価されています。
◇鮮度を保つ熟練の漁法
外房イセエビは「刺し網」と呼ばれる漁法で、海中にカーテンのように網を張り、海底を移動するエビを絡めて漁獲します。網を張る場所の精度と技術が求められ、漁師の長年の経験がものをいう刺し網漁。前日に仕掛けた網を夜明け前から揚げていき、陸で手際よく丁寧に網外し作業をすることで、鮮度の良いイセエビを出荷しています。また、禁漁期間や漁獲できる大きさが定められており、小さい物は再放流するなど、資源管理にも努めています。
10月31日(木)までは御宿町で「おんじゅく伊勢えび祭り」が、10月27日までの毎週日曜日にはいすみ市大原漁港の「港の朝市」で「いすみイセエビまつり」が開催中!外房地域にお出かけの際は、今が旬、千葉県名産のイセエビをぜひご賞味ください。
問合せ:県水産課
【電話】043-223-3045
※漁業権が設定されている海では、イセエビを取ることはできません。
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