■住宅防火 命を守る10のポイント
消防庁資料を基に作成
◇4つの週間
(1)寝たばこは絶対にしない、させない
(2)ストーブの周りに燃えやすい物を置かない
(3)こんろを使うときは火のそばを離れない
(4)コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く
◇6つの対策
(1)火災の発生を防ぐために、ストーブやこんろなどは安全装置の付いた機器を使用する
(2)火災の早期発見のために、住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する
(3)火災の拡大を防ぐために、部屋を整理整頓し、寝具、衣類(※)およびカーテンは、防炎品を使用する
※防炎エプロンなど
(4)火災を小さいうちに消すために、消火器などを設置し、使い方を確認しておく
(5)お年寄りや体の不自由な人は、避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく
(6)防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う
■地震による電気火災は感震ブレーカーで予防!
感震ブレーカーとは、地震を感知すると自動でブレーカーを落として電気を止める装置です。
・設置方法が分からない
・費用がかかりそう…
全国の普及率は約5%
出典:内閣府「防災に関する世論調査(令和4年9月)」
◇コンセントタイプ
コンセントにつないだ機器への給電を遮断
・約5,000~2万円
・コンセントに差し込むだけの物と、電気工事が必要な物がある
◇簡易タイプ
ばねやおもりで物理的にブレーカーを落とす
・約3,000~4,000円
・ブレーカーに自分で簡単取り付け(電気工事不要)
※他に分電盤タイプ(内蔵型・後付け型)があります。
▽どこで売っているの?
家電量販店やホームセンターなどで買うことができ、取り付けサービスを行っている所もあります。また、設置費用の補助を行っている市町村もあるので、「感震ブレーカー 補助〇〇市(町・村)」などで検索いただくか、お住まいの市町村にお問い合わせください。
■万が一、火災に遭ってしまったら…
(1)とにかく早く知らせる
小さな火や煙を見つけたときは「火事だー!!」と大声で周りの人に知らせてください。
家族や近所の人に119番通報や消火の助けを求めてください。119番通報をして、うまく伝えられるか不安でも、消防職員が丁寧に聞き取りするので、落ち着いて答えるだけで大丈夫です。
(2)早く消火する
火災は一般的に「空気(酸素)」「燃える物」「高い温度」の3条件がそろったときに発生します。燃えにくい物をかぶせて空気を遮断したり、火の周りから燃える物を取り去ったりすれば、燃え広がらずに済みます。
◇消火器の使い方は簡単3ステップ!
[1]安全ピンを引き抜く
[2]ホースを火元に向ける(火の根元をねらいます)
[3]レバーを強く握る
(3)早く逃げる
天井に火が届いたら、とにかく逃げてください。
火災で最も恐ろしいのは煙です。吸い込むと一酸化炭素中毒で意識を失い、命を落とします。家族に大声で避難を促し、濡らしたタオルやハンカチで口や鼻を押さえ、煙に巻かれたら姿勢を低くして速やかに避難しましょう。
いったん建物の外へ出たら、絶対に中に戻らないでください。
■住宅用火災警報器点検していますか?
ボタンを押す、またはひもを引いて作動確認をします。
定期的に点検し、警報音を確認しておきましょう。
「さぁ、今すぐチェック!」
正常な場合:正常をお知らせするメッセージまたは火災警報音が鳴ります。
音が鳴らない場合:電池がきちんとセットされているか、ご確認ください。
※それでも鳴らない場合は電池切れか、機器本体の故障です。取扱説明書をご覧ください。
問合せ:県消防課
【電話】043-223-2177【FAX】043-224-5481
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