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かがやけ★いすみの子★~中根小学校の紹介~

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千葉県いすみ市

本校はいすみ市の北部に位置し、県道夷隅長者線をはさんで南北に広がった学区で、自然豊かな環境の中にあります。現在の児童数は88名で、明るく元気な子供たちです。学区は、8つの地区に分かれ、PTA活動や地区児童会・登下校班などの活動班となっています。保護者は、授業参観やPTA奉仕作業等の出席率が高く、大変協力的で、学校教育に対する関心も高いです。学校教育目標は、「知・徳・体のバランスのとれた ふるさとを愛する児童の育成」とし、「『な』なかよく 『か』かしこく 『ね』ねばり強く」を中根っ子のスローガンに掲げ、日々の教育活動に取り組んでいます。

■校内研究について
本校では、本年度の研究主題を「自分の考えを表現できる中根っ子の育成」とし取り組んでいます。これは、学校教育目標達成に向け、「進んで学ぶ子」を育成するために設定しています。そのため、「『思考し、表現する力』を高める実践モデルプログラム」を活用し、「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業を目指し、取り組んでいます。
具体的には、(1)学習問題を作り上げるための吹き出しの活用、(2)まとめを児童から引き出す板書の工夫(ポイントの朱書きや目立たせる枠の作成等)、(3)視点を定めた振り返りカードの活用を中根式スモールステップ型授業規律として研修し、実践しています。児童たちは、徐々に、自分の考えをノートにまとめ、発表をしたり、授業のまとめを自分の言葉でまとめたりすることができるようになってきています。

■中根小教育ファームから発展し、SDGsについて考える
本校では5年生において、いすみ市の取組による「中根小教育ファーム」に年間を通して取り組んでいます。
計画は(1)田植え(写真A)、(2)田んぼの生き物について(講義)、(3)地域の小川の生き物調査(写真B)、(4)生き物調査のまとめ、(5)稲刈り、(6)脱穀・選別です。特に、学校近くの小川の調査では、たくさんの生き物が見つかり、「多くの自然が残っているこの地域を未来に残したい」という気持ちを、児童たちは持つことができました。
さらに今年度は、6年生が「総合的な学習の時間」において、自分たちの身の回りで未来に残したい自然を考え、SDGsについて、5年生の学習を発展した形で取り組んでいます。「中根小教育ファーム」でお世話になっている手塚先生に講師を依頼し、SDGsについて、「この先、未来に残したいもの」という観点で考えた時、「どんなものがあるかを考えるとよい」と教えていただき、自分たちが調べたいものを決め、学習に取り組んでいます。
7月6日には、海の博物館(千葉県立中央博物館分館)に校外学習(写真C)に行き、磯観察(写真D)や海中の自然の様子、川から流れてくる漂着物、夷隅川の自然などの調べ学習を行い、地域の自然について学びました。
(写真は本紙またはPDF版をご覧ください)

■終わりに
本校は、地域の皆さんの協力で、恵まれた教育環境を整えることができています。今後も地域と共に歩む、地域に開かれた安心・安全な学校づくりを進め、賢く、健やかで、心豊かな中根っ子の育成に努めて参ります。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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