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自治体の皆さまへ

ひとこと(197)

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千葉県いすみ市

■今、思うこと
いすみ市長 太田洋

4月1日、新しい年度を迎え、私から市役所職員へ年度始めの話をしました。過去3年間、新型コロナウイルス感染症の影響により、市役所内の全体での会議ができなかったため、今回は久しぶりに大勢の前での話になりました。ここ数年、新型コロナウイルス感染症や戦争による経済への打撃など、沢山の困難が私たちに覆いかぶさってきています。加えて、身近では、高齢者の孤立、地域コミュニティの崩壊、若い世代の生活の困難さなど、心配事はつきません。最近、特に、人口減少の波が押し寄せ、少子化で地域や地域経済は一段と力を失ってきているように感じます。みんなで地域を考え、住んでいる人の幸せの実現のため、今、何をしたら良いのかを考え行動してほしいと職員に伝えました。
以前、県庁時代の上司が、「私たちの仕事は、県民の幸せに結びついています。みなさんの仕事の喜びは県民の幸せになるのです。」と口癖のように言っていましたが、市でも同じ考えです。これだけ、経済、地域に格差が生まれると、すぐ是正することは困難ですが、いすみ市に住んでいる子どもから高齢者までの市民が幸せを感じる地域に作りあげることが大切であると考えます。そこで、市民の幸せとは何かを職員に問い、それぞれの言葉で考え、一つ一つ実践してほしいと願っています。
今、いすみ市は首都圏エリア住みたい田舎ナンバーワンになっています。では、どれだけ幸せや豊かさを感じているか、これを検証して、更に具体策を考えていかなければと思います。人口減、少子化の進む中、福祉、医療、介護、子育て、経済、農業、水産業、教育、文化など多分野ですが、何を求められているか考える必要があります。市民の願いにこたえるため、みんなで考えることで、安心して暮らせるいすみ市になるのではと考えます。

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