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Q and A一般質問市政をきく(2)

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千葉県いすみ市

■少子化対策
元吉栄一 議員
〔答〕少子化対策は国が政策として実施することが最も大切。来年度から少子化等対策プロジェクトチームを立ち上げ、人口減少対策を強力に進めていく
元吉議員:少子化対策について今後どのように取組んでいくのか伺いたい。
子育て支援課長:現在、国の総人口が減少している中において、本市の人口も減少していますが、人口減少に歯止めをかけることは、地域に活力を維持するためには重要なことであり、少子化対策を国が政策として実施することが最も大切なことです。
少子化対策には、ハード、ソフトの事業があり、市ではハード事業としては、第一子からの保育料の軽減や、3歳児以上の保育所給食費を全額免除等の保育サービスの充実、新入学児童へのランドセル配布、また、高校3年生以下の医療費の自己負担を完全無償化等、様々な取組を実施しています。
一方ソフト事業としては、若い人が自由に集まり、子育て、育児、学習などを語り合える場所づくりが必要です。核家族化の進行によって孤立しがちな若い人が何でも相談できる場所が必要だと思います。
したがって、人口減少に歯止めをかけ、地域の活力の原動力となる人口問題は喫緊の課題と捉え、住みやすく育てやすい環境づくりをハード、ソフト両面で実施し、現在、人口動態が社会増となっていることを踏まえて、子供が増える施策に取組んでいきます。
なお、来年度より企画政策課に少子化等対策プロジェクトチームを立ち上げ、関係者で協議し、人口減少対策を強力に進めていきます。

■認知症に寄り添った地域社会の構築
山口朋子 議員
〔答〕介護事業所などに向けた講習の実施について検討していく
山口議員:認知症の人の尊厳ある暮らしを守るケア技法であるユマニチュードの普及について伺いたい。
健康高齢者支援課長:ユマニチュードとは、フランス発祥の認知症ケア技法で、介護する方が、あなたを大切に思っていることを相手に伝える技法です。
ユマニチュードを実践した効果として、ユマニチュードの講習をいち早く始めた先進自治体である福岡市に確認したところ、ケアを拒んでいた認知症の方がケアを受け入れて、笑顔で会話をするようになり、数年ぶりに立ち上がり歩行を再開したそうです。
また、より実践的な家族向けの講座を実施したところ、介護する方の負担感が20%、介護される方の認知症の症状が15%軽減するなど、様々な効果があったと聞きました。
介護する方、介護される方もお互いがより良い関係性を築けるユマニチュードに関し、認知症の方をケアし、技術を必要とする介護事業所などに向けた講習の実施について検討していきます。

■妊婦に対するRSウイルスワクチンの公費補助
田井秀明 議員
〔答〕新しいワクチンの有効性や安全性の確認をしながら早期に実施することを検討していく
田井議員:公費補助により、妊婦に対するRSウイルス母子免疫ワクチンの接種を推進することについて、どのように考えるか改めて伺いたい。
健康高齢者支援課長:令和6年第3回定例会でRSウイルスワクチン接種の推進について第24回厚生科学審議会、予防接種ワクチン分科会、予防接種基本方針部会での方針をお伝えしました。その後、令和6年9月4日に第27回厚生科学審議会が開催され、母子免疫ワクチン、抗体製剤は共に前回と比べエビデンスは揃ってきているが、多胎妊婦やコントロール不良な合併症を有する妊婦への安全性に対するデータ等、もう少し市販後調査の結果を踏まえ議論が必要との結果となっています。
これらの状況から、市としましても厚生科学審議会での検討が継続していることや市民の健康を守る視点から、新しいワクチンの有効性や安全性の確認をしながら早期に実施することを検討していきます。

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