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東千葉メディカルセンター

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千葉県九十九里町

■東千葉メディカルセンターコラム
「東千葉メディカルセンターの救急科・集中治療部について」
救命救急センター長 橋田 知明

皆さま、こんにちは。東千葉メディカルセンター救命救急センター長の橋田です。どうぞよろしくお願いします。
当センターは山武長生夷隅医療圏で唯一の救命救急センターです。我々は、当地域で発生した重症な救急患者に対応し、年間約3000名の救急車搬送患者を受け入れ、ドクターヘリ搬送患者も収容しております。ER(救急処置室)受け入れから、ICU(集中治療室)、あるいはHCU(ハイケアユニット)での入院加療にかけて、シームレスな治療を行っています。そして最重症の患者さんや、大手術後で状態が不安定な患者さんには、人工呼吸器や血液浄化法、経皮的心肺補助(ECMO)などの人工補助療法を駆使した集中治療を24時間365日体制で行っています。また、当センターだけでなく、地域の病院で入院中に経過が悪化した患者さんも積極的に受け入れています。集中治療は、医師だけでなく、看護師や理学療法士、臨床工学技士、管理栄養士などさまざまな職種が力を合わせて行います。実際にコロナウイルス感染症の患者さんで、近隣病院から当センターへ転院し、ECMOを用いながら多職種で力を合わせて救命した症例もありました。
また、当センターは、同医療圏唯一の地域災害拠点病院でもあり、日頃より院内にとどまらず地域の防災に深く携わっています。その一つとして災害派遣医療チームDMATを有しています。実際の活動として、令和元年房総半島台風では当センターの本部運営と地域の病院への救急診療支援や患者搬送などを行いました。また、令和6年1月の能登半島地震では看護師と業務調整員を現場に派遣しております。
当地域は残念ながら、人口当たりの医師の数が全国的にもかなり低い、医療過疎地域です。当センターも近隣の病院とともに、それぞれの長所を生かしながら力を合わせて、何とか地域を支えていこうと頑張っております。何卒、宜しくお願いいたします。

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