市では、気候変動への緩和および適応施策を検討し、事業化に向けた調査研究に取り組んでいます。
今回は、「気候変動の原因」と「地球温暖化がこのまま進行した場合に将来予測される主な影響」をご紹介します。
■気候変動の原因は…「増えすぎた温室効果ガス」
二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスには、太陽からのエネルギーを宇宙に逃がさないようにして、生物が生活しやすい気温にする働きがあります。
しかし、化石燃料の使用や森林伐採といった「人間の活動」によって、温室効果ガスが増えすぎた結地球の気温が上昇し、気候変動の原因となっています。
◆深刻化してきた地球温暖化
・日本の平均気温は、100年あたり1.3℃上昇↑
・佐倉市の平均気温は、50年あたり2.1℃上昇↑
◆温室効果ガスの削減は急務です!!
▽21世紀末(2081-2100年平均)世界平均地上気温は?
・温室効果ガスを現状のまま出し続けると…2.6~4.8℃上昇↑
・削減する努力を続けると…0.3~1.7℃上昇↑
〈銚子気象台データによる〉
■2100年の将来予測 このまま地球温暖化が進行すると…
現在のペースで地球温暖化が進むと、気候に関連するリスクが高まり、私たちの暮らしや自然生態系に深刻な影響を及ぼします。
■今回のまとめ
気温の上昇を抑え、気候変動の進行を遅らせるためには、原因となる温室効果ガスの排出量を減らす対策「緩和」が必要です。将来への影響を最小限に抑えるために、できることから「緩和」に取り組みましょう。
出典:グラフ・イラストは、気候変動適応情報プラットフォーム。右表は、文部科学省及び気象庁「日本の気候変動2020-大気と陸・海洋に関する観測・予測評価報告書-」、国土交通省「気候変動を踏まえた治水計画のあり方」提言をもとに市が作成。
次回12月1日号では、「緩和策(二酸化炭素削減の取組)」に関する情報をご紹介します。
問合せ:気候変動対策準備室(企画政策課)
【電話】484-3374
※「上向き矢印」は環境依存文字のため、「↑」に置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。
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