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消費者コーナー

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千葉県佐倉市

■消費生活相談から 子どもがオンラインゲームで高額課金
▽事例
小学生の兄弟が、家族共有のタブレットでオンラインゲームをして、父親がタブレットに登録していたクレジットカード2枚を使って勝手に150万円の課金。高額で支払えない。

▽相談員から
オンラインゲームは、スマートフォンやタブレット、家庭用ゲーム機(以下端末)を使い、インターネットに接続して利用するゲームです。ゲームソフトやアプリは無料でダウンロードできるものもありますが、アイテムの取得は課金が発生します。
課金の決済手段は、クレジットカード(以下カード)、キャリア決済(携帯電話料金合算払い)、プリペイド型電子マネーがあります。課金時は、プラットフォーム(決済サービス提供業者)のアカウントのIDとパスワードの入力が必要ですが、設定変更をすれば、パスワードを入力せずに課金できる場合があります。
未成年者が親など法定代理人の許可なく課金した場合は、民法の未成年者取消権によって、原則、その契約を取り消すことができます。
事例では親が、ゲーム会社やプラットフォームに未成年者取消しの申し出をして交渉することとなります。しかし、次の場合は取消しが認められないことがあります。
・保護者のアカウントを子どもが利用して課金した場合(子どもが課金した証明が困難)
・ゲーム内の年齢確認画面で、成人と偽って課金している場合(多くのゲーム会社は、規約で未成年者の利用に親の同意を求め、画面上で年齢確認や年齢に応じた利用限度額を設定して未成年者を保護しています)

▽消費者へのアドバイス
・課金時のルールについて、家族でよく話し合いましょう。
・保護者は現金やカード、端末本体、端末などの暗証番号を適切に管理しましょう。
・保護者の許可なく課金しないよう、保護者のアカウントを子どもに利用させないようにしましょう。
・プラットフォームのペアレンタルコントロール(使用制限機能)を利用して、子どものアカウントでの課金を制限しましょう。
・プラットフォームとキャリア決済のアカウントを確認し、決済パスワードを設定しましょう。
・各端末のカード登録情報、キャリア決済の上限額や、課金時の通知メール設定を確認しましょう。

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申し込み・問合せ:消費生活センター
【電話】483-3010

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■消費生活相談【電話】483-4999(消費生活センター)
日時:月~金曜日午前9時~正午、午後1時~4時
※土・日曜日、祝日、年末年始を除く。8月28日(月)は休館
商品やサービスの契約に関するトラブル・消費生活に関する疑問や問い合わせなど、専門の相談員が受け付けています。

問合せ:消費生活センター(ミレニアムセンター佐倉3階)
【電話】483-4999【FAX】483-8604

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