消費者コーナー

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■消費生活相談から
◆「国際ロマンス詐欺」や「ロマンス投資詐欺」にご注意を!
▽[事例1]
SNSで知り合ったソマリアの軍人を名乗る女性とやり取りをして仲良くなった。女性は、突然海外への出国を迫られ、全財産を荷物と一緒に送ったという。荷物を受け取ってほしいといわれ承諾したが、配送手数料40万円の負担を求められている。
(70代男性)

▽[事例2]
マッチングアプリで知り合った外国の男性と無料通話アプリでやり取りをしていたら、「暗号資産の運用を一緒にやろう」と誘われた。海外の投資サイトに口座を作り、20万円を入金したら7万円の利益が出たので出金した。さらに消費者金融から200万円を借りて投資をした。出金しようとしたら、利益を含めた総資産の13%(120万円)の支払いを求められた。男性に相談しようとしたが連絡がとれない。
(30代女性)

▽相談員から
[事例1]は、SNSやマッチングアプリなどインターネットで知り合った外国人と繰り返しやり取りをするうちに、送金を迫られるという「国際ロマンス詐欺」の手口です。恋愛感情や困っている人を支援したいという親切心を利用します。送金方法はさまざまですが、「荷物などを送るので代わりに受け取ってほしい」と配送料や通関料などの料金を請求されるケースが目立っています。
[事例2]は、出会い系サイトやマッチングアプリなどで出会い、恋愛感情などを持った相手から実態のわからない海外の投資サイトを紹介され、投資したが出金ができないという「ロマンス投資詐欺」の手口です。決済方法として暗号資産や口座振込が利用されているケースが多いのが特徴です。

▽消費者へのアドバイス
・インターネットでやり取りをしている相手や投資先サイトなど実在するのか実態がつかめません。一度お金を支払うと、さらに様々な名目で支払いを求められます。被害金額は高額で、お金の取戻しは極めて困難です。
・信頼していた人に裏切られたという精神的負担も大きいので関わらないことが重要です。周囲が被害に気づいたら、被害を拡大させないためにも消費生活センターへご相談を。

■ひとりで悩まないで!消費生活センターへの代表的な相談事例
・オンラインゲーム…クレジットカードの履歴から、小学生の息子が親に無断でオンラインゲームの高額課金をしていたことがわかった。返金して欲しい。
・架空請求…大手通信業者から、利用料金に関する連絡を求めるSMSが届いた。電話をするとコンテンツ料金を請求されたが、心当たりがない。
・訪問購入…高齢の母が在宅中に、古本を買い取ると電話があり依頼したら、玄関先に置いていた貴金属を安価で買い取られた。今後も同様の勧誘がないか不安だ。

▽Check!
国民生活センターホームページでは、さまざまな事例を紹介しています。
※二次元コードは、本紙をご覧ください。

■消費生活相談
【電話】483-4999(消費生活センター)
日時：月～金曜日午前9時～正午、午後1時～4時
※土・日曜日、祝日、年末年始を除く
商品やサービスの契約に関するトラブル・消費生活に関する疑問や問い合わせなど、専門の相談員が受け付けています。

問合せ：消費生活センター(ミレニアムセンター佐倉3 階)
【電話】483-4999【FAX】483-8604