消費者コーナー

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■消費生活相談から　遠隔操作アプリを悪用して借金をさせる副業や投資の勧誘に注意!　20代でトラブル多発!
▽事例
動画配信サイトで、「簡単に稼げる」との広告を見て副業サイトにアクセスし、無料通話アプリに友達登録した。事業者から「情報商材2000円の購入が必要」と言われて購入申込。その後、電話で詳細を説明するので、無料通話アプリから予約をするよう案内された。予約日に事業者から電話があり、「動画配信サービスの仲介ビジネスをしてもらう。簡単に稼ぐには100万円のサポートプランが必要。80日で200万円稼げる」と説明があった。「お金がない」と断ると、「貸金業者で借金する方法を教えるので、スマートフォン(以下スマホ)に”遠隔操作アプリ”を入れて」と言われ、指示通りにスマホを操作し、貸金業者2社から100万円を借りて、事業者の指定口座に振り込んだ。しかし、借金したことが不安になり解約・返金希望。また、画像送信した免許証の悪用も心配。

▽相談員から
インターネットの「簡単に稼げる・儲かる」という副業や投資の広告などをきっかけに契約したが、思いがけず借金をしてしまったという相談が、20代の若者から多く寄せられています。自分のスマホなどに遠隔地の第三者が接続して、両者が画面を共有しながら遠隔操作を行う「遠隔操作アプリ」を悪用して借金させるケースが目立ちます。借金したお金を事業者に渡してしまうと、取り戻すのは非常に困難です。

▽消費者へのアドバイス
・「簡単に稼げる・儲かる」という広告や業者の説明をうのみにしないようにしましょう。
・借金してまで契約せずに、「お断りします」ときっぱり断り、その後事業者から連絡があっても対応しないようにしましょう。
・遠隔操作アプリを安易にインストールするのは避けましょう。
・遠隔操作などで貸金業者サイトに登録した場合、IDやパスワードが事業者に知られる恐れがあります。ID・パスワードの変更や、貸金業者に事情を伝えて悪用されないようにしましょう。
・運転免許証などの身分証明書情報を求められても、個人情報の悪用リスクを避けるため、絶対に応じないようにしましょう。
・不安に思ったら消費生活センターに相談を

■緊急時の駆け付けサービスに気をつけて!
トイレ修理や害虫駆除など、緊急時の駆け付けサービスを依頼する際、ウェブサイト上では低額な料金を表示しているにもかかわらず、実際には高額な料金を請求されたという相談が多く寄せられています。
業者や契約内容について十分に検討しないまま慌てて契約してしまった結果、トラブルになるケースもあり注意が必要です。

・政府広報オンライン(右記)では、トラブルの事例などを紹介しています。

▽ひとことアドバイス
・必ず複数社から見積もりを取り、業者選びは慎重に行い、サービス内容や料金に納得できない場合は、契約を急がれても一旦冷静になって、きっぱり契約を断りましょう。
・広告の表示をうのみにしないようにしましょう。
・急を要するトラブルに備え、安心して依頼できる事業者の情報を日頃から集めておきましょう。

■消費生活相談【電話】483-4999(消費生活センター)
日時：月～金曜日午前9時～正午、午後1時～4時
※土・日曜日、祝日、年末年始を除く商品やサービスの契約に関するトラブル・消費生活に関する疑問や問い合わせなど、専門の相談員が受け付けています。

問合せ：消費生活センター(ミレニアムセンター佐倉3階)
【電話】483-4999【FAX】483-8604