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自治体の皆さまへ

令和6年 市政基本方針( 市長所信表明から)

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千葉県佐倉市

西田三十五市長が、佐倉市議会2月定例会(2月26日~3月26日開催)の初日に行った「所信表明」の主な内容を紹介します。

第5次佐倉市総合計画中期基本計画がスタート
未来に希望の持てる 持続可能な佐倉市を皆さまと築き上げてまいります。

■将来を見据えた若い世代の発想力と行動力を活かしたまちづくりの推進
佐倉市は、令和6年3月31日に市制施行70周年を迎えます。
市民の皆さまと共に祝い、次代へと継承していく契機とするため、未来の地域社会を担う若い世代の発想力と行動力をお借りしながら、70周年関連事業の準備を進めていきます。
2月8日には、佐倉市と市内5校の県立高等学校などによる、包括連携協定を締結しました。若い世代のかたがたと一緒に、30年後の市制施行100周年を見据えたまちづくりを進めていきます。

■第5次佐倉市総合計画中期基本計画の推進
令和6年度から、第5次佐倉市総合計画中期基本計画がスタートします。本計画では、市が目指す将来都市像の実現に向け、「福祉・健康・子育て」「都市基盤・住環境」「産業・観光・文化」「教育」「市民参加・自治体運営」の5つのまちづくりの基本方針に基づき、各施策を計画的に進めていきます。

■被災地への復旧・復興の支援と防災対策の徹底
令和6年能登半島地震で亡くなられたかたがたに深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに対して、心からお見舞いを申し上げます。
佐倉市では、各種イベント会場や公共施設に募金箱を設置し、市民の善意を被災地へ届けるとともに、石川県珠洲市や輪島市へ職員を派遣しています。今後も、被災地の皆さまの一日も早い復旧・復興をできる限り支援していきます。
佐倉市におきましても、令和元年の台風・大雨では甚大な被害を被り、この災害からの復旧には長い時間と多くの労力がかかりました。このたびの能登半島地震も自分事として捉え、引き続き防災対策を徹底し、安全・安心なまちづくりを進めていきます。

■中期基本計画の重点施策に基づく施策の推進
近年顕在化しつつある気候変動の影響、人口減少や少子高齢化といった課題解決に向け、「気候変動への対応」と「地方創生の取組」を重点施策に位置付け、施策間の連携を図りながら重点的に取り組んでいくことで、計画全体の着実な推進を図ります。

◆気候変動への対応
令和6年4月1日に、千葉県内の市町村で初となる気候変動対策室を設置し、国や県などの関係機関と連携しながら、気候変動対策に取り組んでいきます。
具体的には、行動計画に基づき、温室効果ガスの排出抑制に資する「緩和策」と、気候変動の影響によって発災確率の高まる気象災害による被害などを少しでも軽減するための「適応策」について、政策連携や地域連携など、多様な連携強化を図り、効果的・効率的に進めていきます。

◆地方創生の取組
▽重点戦略(1) 地域経済の活力増進を図り、魅力的な「しごと」に就ける機会を提供する
全国的に労働人口が減少する中、地域経済の活性化を図り、市民の皆さまが魅力的な仕事に就けるよう、企業誘致助成金などに加え、企業誘致に関する専門の組織を設置し、新たな産業用地の検討や官民連携による企業立地支援の取り組みを戦略的に進めていきます。
また、佐倉商工会議所と連携した起業・創業支援やCO-LABOSAKURAでの利用者交流会など、起業・創業に関わるかたがたへの支援を進めていきます。
そのほかの取り組み:
・佐倉市地域職業相談室による就労相談や新規就農者の支援
・佐倉商工会議所やシルバー人材センターなどと連携した、多様な人材が活躍できる場の創出

▽重点戦略(2) 佐倉の魅力を発信し、「ひと」の流れをつくり定住につなげる
定住人口・交流人口の増加を図るため、さまざまな情報媒体を活用して佐倉市の魅力を発信するほか、フィルムコミッションやテレビ番組を通じたシティプロモーションにも力を入れていきます。
また、観光Wコア構想に基づき、佐倉ふるさと広場の整備・拡張を進めるとともに、印旛沼・印旛放水路かわまちづくり計画に基づき、千葉市・八千代市と連携した事業を展開していきます。協定を結んだ「千葉うみさとラインプロジェクト」をはじめ、印旛沼流域の歴史・自然などが感じられる回遊性が高い水辺空間の創出を進めていきます。
城下町エリアでは、令和5年度にトライアルサウンディングを実施した旧今井家住宅および旧平井家住宅の改修工事などに着手し、古民家を活用したまちの活性化も進めていきます。
そのほかの取り組み:
・住宅取得に係る支援の拡充
・小中学校の安全性確保のための施設改修
・小中学校給食の質と量の確保

▽重点戦略(3) 市民の結婚・出産、子育ての希望を叶える
佐倉市婚活支援協議会と連携し、魅力ある婚活イベントを継続するとともに、結婚相談を実施し、希望するかたが幸せな結婚へとつながるよう支援していきます。
また、子育て世代に選ばれるまちとなるため、「こども家庭総合支援拠点」と「子育て世代包括支援センター」の両機能を併せ持つ、「こども家庭センター」を新たに設置し、妊産婦や子ども、子育て家庭に対する相談・支援機能を強化していきます。
そのほかの取り組み:
・学童保育所の待機児童解消に向けた施設整備
・佐倉の豊かな自然を活用したこどもの居場所づくり

▽重点戦略(4)安心して笑顔で暮らし続けられる「まち」をつくる
健康寿命の延伸に資する取り組みとして、国民健康保険および後期高齢者医療制度加入者の人間ドック助成を拡充するとともに、生きがいづくりの支援や生涯学習の推進など、誰もが活躍できる場の創出に努めます。
また、スポーツを楽しんでいただける環境の充実を図るため、佐倉市民体育館の整備や、長嶋茂雄記念岩名球場防球ネットの整備、小出義雄記念陸上競技場の整備などを進めていきます。
そのほかの取り組み:

・新たな幹線道路の整備、老朽化の著しい道路の改修、安全施設や通学路の整備など、社会インフラの整備
・雨水排水ポンプ施設の更新、民間建築物の耐震改修などへの支援、自主防災組織の活動支援、防災備蓄品の充実
・公共施設の再配置の検討
・デジタルを活用した行政サービスの利便性向上

※令和6年度佐倉市の主要事業は6ページをご覧ください。

問い合わせ:企画政策課
【電話】484-3374

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