5月31日は、世界保健機関(WHO)が定める「世界禁煙デー」です。日本では5月31日から6月6日までを「禁煙週間」としており、禁煙について啓発をしています。
■COPD(慢性閉塞性肺疾患)を知っていますか?
たばこの有害物質により、肺に慢性の炎症が起こり、「気道が狭くなる」「肺胞が壊れて息が吐きづらくなる」病気です。重症化すると、自力で酸素が取り込めなくなり、少し動くだけで苦しい状態になります。
肺の機能の低下は、禁煙で防ぐことができます。たばこを吸っている(または吸っていた)40歳以上のかたで、息切れ・咳、痰が続く方は要注意です。呼吸器内科などでの検査をおすすめします。
■どうして、たばこはやめにくいの?
たばこを吸い続けてしまうのは、「ニコチン依存症」が原因です。たばこを吸うと「ニコチンが脳に届き、ドーパミンを放出する」ことにより、快感を得ます。脳内のニコチンが低下すると、たばこを吸いたくなり、この繰り返しにより依存状態になっていきます。
禁煙にチャレンジして、ニコチンが切れた時に起こる「イライラや頭痛」などは「離脱症状」と言います。この離脱症状は、禁煙後2~3日でピークを迎えますが、2~3週間で乗り越えることができます。
禁煙についての相談は、健康相談をぜひご利用ください。
■-5月の健康相談-
日付・場所:
5月8日(水) 健康管理センター
5月30日(木) 西部保健センター
時間:午前9時30分~11時30分(1人30分程度)
要申し込み・無料
令和6年3月に策定した、健康さくら21(第3次)では、受動喫煙のない社会をめざしています。
たばこを吸う際は、周囲に人がいない場所で吸うなど、配慮をお願いします。
申しこみ・問合せ:健康推進課
【電話】312-8228
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