文字サイズ
自治体の皆さまへ

消費者コーナー

19/29

千葉県佐倉市

■消費生活相談員から
◆クレジットカードの利用明細は必ず確認しましょう
▽事例1
クレジットカード会社から代金の引き落としができないと電話があった。カード会社のウェブサイトで利用明細を確認したところ、先々月から数回にわたって50万円以上が不正利用されていた。

▽事例2
ゲームアプリで、第三者に携帯電話のキャリア決済を悪用され20万円が課金されていた。キャリア決済は定額契約のスマホ代金に加算されて請求されていたため、3か月後に銀行口座を確認するまで不正利用に気づかなかった。

▽事例3
クレジットカードの請求が利用金額より少ないと感じていたが、明細はアプリ上にしかなく、面倒で見ていなかった。確認するとカードの申込時からリボ払いが設定されており、100万円近い残額があることが分かった。

▽相談員から
最近はキャッシュレス決済の普及が一段と進んでおり、カード利用明細や銀行口座の確認は不可欠です。不正利用などは早く気付くことで被害回復に結びつくこともあります。キャリア決済、バーコード決済など、様々な決済手段があり、クレジットカードも翌月一括払いやリボ払いなどの支払い方法があります。決済手段・支払方法ごとに利用状況を確認し、記録しておくことが重要です。

▽消費者へのアドバイス
(1)クレジットカードの利用明細は毎月必ず確認しましょう。カード利用時の伝票や注文確認メールなどは保管しておき、日付や金額を利用明細と突き合わせることが重要です。心当たりのない利用があれば、速やかにカードの裏面に記載されているカード会社のカスタマーサポートに連絡し、相談しましょう。利用予定のないクレジットカードは解約手続きするのもひとつの方法です。
(2)キャリア決済やバーコード決済は手軽ですが、現金支払いと似た性質を持ち、被害回復できないケースもあります。利用限度額を低めに設定し、定期的に利用履歴を確認しましょう。
(3)リボ払いは毎月一定額を支払いますが、返済期間が長期化すると手数料負担が大きくなります。事例3のようにカードを作ったときに支払いがリボ設定になっていたり、リボ専用カードもあるので、明細を確認しましょう。

■「消費生活相談員資格」を取得しませんか?
消費生活センターでは、消費生活相談員が地域のかたがたの消費生活に関するさまざまな相談にあたっています。
「消費生活相談員資格」は、消費者安全法に基づく消費生活相談員のための国家資格として2016年に創設されました。年齢、性別、学歴、実務経験などを問わず、誰でも受験できます。
第1次試験日:10月19日(土)
第2次試験日:12月14日(土)、15日(日)
申込期間:6月17日(月)~7月31日(水)(消印有効)

資料請求・問い合わせ:独立行政法人国民生活センター
【電話】03-3443-7855

■消費生活相談【電話】483-4999(消費生活センター)
日時:月~金曜日午前9時~正午、午後1時~4時
※土・日曜日、祝日、年末年始を除く
商品やサービスの契約に関するトラブル・消費生活に関する疑問や問い合わせなど、専門の相談員が受け付けています。

問合せ:消費生活センター(ミレニアムセンター佐倉3階)
【電話】483-4999【FAX】483-8604

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU