■消費生活相談員から
◆パソコンの警告画面、警告音は詐欺かも!!~電話をしたり、お金を払ったりしないでください!~
▽事例
パソコンでインターネット検索中、突然大きな警告音が鳴り、画面には「ウイルスに感染」と表示された。サポート窓口の電話番号も表示されたので慌てて電話すると、片言の日本語でウィルス除去のために遠隔操作ソフトをインストールするよう指示された。そして修理代として、コンビニで3万円分のプリペイド型電子マネーを買って番号を伝えるよう言われ、番号を伝えたが「番号が間違っていたのでロックされた。もう一度3万円分買って番号を伝えるように」と言われた。そんなことが数回続いて、気がつけば21万円分の電子マネーの番号を知らせてしまった。その後連絡が取れなくなった。
(70代男性)
▽相談員から
「ウイルスに感染している」などのニセの警告画面や警告音で不安をあおり、電話をかけさせお金をだまし取る「サポート詐欺」が増えています。警告画面や警告音をうのみにせず、まずは偽物ではないかと疑って、掲載された電話番号には連絡しないようにしてください。連絡してしまった場合は、相手に言われるまま遠隔操作ソフトを入れたり有償サポートなどの契約をしないでください。遠隔操作でインターネットバンキングから多額の送金をされた事例もあるので、IDやパスワードなど個人情報は絶対に教えないようにしましょう。
▽アドバイス
警告画面・警告を消す方法:
・警告音⇒端末の音量調節の操作が可能であれば、音量を「0(ゼロ)」にする。
・警告画面⇒インターネットブラウザなどを終了させる。
(1)Escを2、3秒間長押しして、警告画面の×ボタンで終了
※さらに「ページを移動しますか」と出た場合は「移動」を選択
(2)Ctrl+Alt+Deleteを同時に押して画面右下のから「再起動」を選択
※「ページの復元」が表示された場合は「復元」ではなく×をクリック
(3)パソコンの電源ボタンを長押ししてシャットダウン(強制終了)
※(2)(3)は作業中で保存していないファイルが失われる可能性あり
表示された警告画面をうまく消去できなかったり、不安に思ったり、何かトラブルが生じた場合はすぐに消費生活センターにご相談ください。
■くらしの話題
◆通信販売に関する注意喚起「これって1回限りじゃないの!?」
広告などを見て申し込んだ契約が「一回限りの利用のつもりが定期購入になっていた」「すぐに解約できなかった」などの相談が、全国の消費生活センターなどに多く寄せられています。
▽アドバイス
・ネット通販を行うウェブサイトでは、取引における基本的な事項について消費者に分かりやすく表示することが義務付けられています。
・商品などを購入する場合には、最終確認画面に表示された契約条件をよく確認してください。
・最終確認画面の表示内容をスクリーンショットや業者とのやり取り(電話履歴やメモ、メール)などを活用し、証拠として残すようにしましょう。
■消費生活相談【電話】483-4999(消費生活センター)
日時:月~金曜日午前9時~正午、午後1時~4時
※土・日曜日、祝日、年末年始を除く商品やサービスの契約に関するトラブル・消費生活に関する疑問や問い合わせなど、専門の相談員が受け付けています。
問合せ:消費生活センター(ミレニアムセンター佐倉3階)
【電話】483-4999【FAX】483-8604
<この記事についてアンケートにご協力ください。>