高齢者の相談窓口 地域包括支援センターです(11)

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■地域包括支援センターとは
高齢者が住み慣れた地域で安心して過ごすことができるよう、主任ケアマネジャー、保健師、社会福祉士などの専門職が連携をとり、高齢者の支援をします。「認知症や介護予防について知りたい」「退院後の生活が心配」「介護サービスについて知りたい」などお気軽にご相談ください。
今回は、「オーラルフレイル」について紹介します。

●「オーラルフレイル」「フレイル」「要介護」の関係が注目されています
『オーラルフレイル』は、歯や口の機能が衰えた状態のことです。健康な状態と要介護の間には、筋力や心身の活力が低下する「フレイル(虚弱)」の段階があります。オーラルフレイルの症状は「フレイル(虚弱)」の初期に現れ、老化初期のサインとも言われています。
歯や口の機能が衰えると、話すことが減るだけでなく、栄養状態の悪化で筋力が弱り、体力が低下し外に出かけることが少なくなってしまいがちです。さらに体全体の弱りに進んでしまう可能性があります。
健やかで自立した生活が続けられるように、『オーラルフレイル』に早く気づき、予防や改善を目指すことが重要です。

●「オーラルフレイル」にあてはまるものはありますか?
・むせる、食べこぼす
・食欲がない、少ししか食べられない
・柔らかいものばかり食べる
・滑舌が悪い、舌が回らない
・お口が乾く、ニオイが気になる
・自分の歯が少ない、あごの力が弱い

●「オーラルフレイル」が心配な方は日頃のちょっとした改善を
▽しっかりかんで食べましょう
かみごたえのある根菜類や豆類、きのこ類などの食品を取るようにして、よくかんで食べましょう。

▽毎日欠かさずに口腔ケアをしましょう
歯みがきは、磨き残しやすい歯の溝と奥歯の後ろは丁寧に磨きましょう。デンタルフロスや歯間ブラシを使用すると汚れを取るのに役立ちます。

▽積極的に話す機会を増やしましょう
次回は、フレイル予防『三本柱：栄養について(1)』です。

問合せ：
地域包括支援センター【電話】443-1207
南部地域包括支援センター【電話】308-3426