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安全・安心な市民生活を応援 八街市消費生活センター No.123

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千葉県八街市

■自宅を売っても住み続けられる?リースバックは慎重に検討して!
▽相談事例1
4年前、所有していたマンションを売って、そのまま賃貸でそこに住み続けられる契約をした。売却金額は1千万円で、家賃の月額は9万5千円。当時の月収は、夫と私の年金で25万円以上あったが、しばらくして夫が亡くなり、年金が減って家賃の支払いが遅れるようになった。集金人がやってきて催促された。事情を話すと「払わないなら出て行ってもらう」と言われた。

▽相談事例2
要介護認定を受け1人暮らしをしている。不動産業者から「住宅について有利な話がある」と電話があり訪問を承諾した。すぐに営業の2人が訪ねて来て「自宅マンションを1千万円で買い取る。その後は家賃13万円で住み続けられ、管理費や固定資産税もかからない」と言われた。1人では決められないと断ったが「早く決めないと売れなくなる」とせかされ、夜11時頃まで勧誘され、契約書にサインしてしまった。解約したい。

▽相談員のアドバイス
自宅を不動産業者に売却して代金を受け取り、同時に賃貸借契約を結んで、その後は家賃を払いながら同じ家に住み続ける「リースバック」という不動産取引があります。
リースバックで結んだ賃貸借契約は、期間が定められる場合も多く、ずっと住み続けられる保証はありません。家賃が相場より高額に設定されてしまうことや、契約更新時に家賃が値上げされることもあります。また、経済的事情により支払えなくなることがあります。
安易に自宅を売却してしまうと、住む場所がなくなり、生活に深刻な影響が生じる可能性もあります。自宅を売るつもりがなければ、訪問を許さず「売りません」「契約しません」ときっぱり断りましょう。
自宅の売却はクーリング・オフができず、契約が成立してしまうと無条件で解除できません。メリットだけでなくデメリットや、しくみもよく理解して慎重に考えましょう。
不動産取引は複雑なので、契約する前に家族など信頼できる方に相談し、1人で対応しないようにしましょう。不安な場合は、消費生活センターにご相談ください。
※「相談員のアドバイス」は、相談事例のほかに、類似した相談のアドバイスも掲載しています。

■消費生活センターからのお願い
相談室内では、引き続きマスクの着用にご協力をお願いします。

消費生活センター
【電話】443-9299
月曜〜金曜日(祝日を除く)午前9時〜正午・午後1時〜4時

問合せ:商工観光課
【電話】443-1405

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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