本市の新たな魅力を発掘する地域おこし協力隊員・北條将徳さんが、活動を通じて発見した「匝瑳の輝き」を紹介します。
■交通の要衝の潜在力
3月にオープンする地域の居場所「ブックカフェandリユースぐるり」では、本棚の区画貸し制度に挑戦しています。執筆時点で利用者数は51人で、周辺自治体にお住まいの人のご利用も多くなっていることから、交通の要衝である匝瑳市の「地域活性のハブ」としての現在の潜在力を感じました。
歴史を見れば、匝瑳市は古くから東総地域の交通の要衝であり、法務局や簡易裁判所があるというのもうなずけます。
古くから、人の暮らしにとって交通は“自由”をつかさどる重要な要素でありました。コロナ禍を経て浸透したリモートワークや、自動運転の発展という技術革新があっても、「自分の意思で身体を動かして移動したい」という身体性からの願望は変わりません。
今後は本棚オーナーや利用者の皆さんが集うことで、匝瑳市の魅力を皆さんと一緒に再発見し、お店という“目に見える地域メディア”として、新しい価値を付けて拡散することができるのでは、と考えています。一緒にやっていきませんか。
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