自分の適正体重を知っていますか?
簡単にできる+10分(プラステン)から始めて、運動習慣を身に付け、健康なからだを手に入れよう!
■生活習慣病はひとごとではない!
生活習慣病は、食事、運動、喫煙、休養、飲酒などの生活習慣が、発症や進行の要因となる疾患です。
生活習慣に関連する病気は、がん(悪性新生物)、高血圧、脳血管疾患、心筋梗塞、狭心症、糖尿病、歯周病、慢性閉塞性肺疾患などがあり、多くは自覚症状のないまま進行していきます。
市内における死因の割合は、がんが約26パーセントと最も高く、心疾患が約15パーセント、脳血管疾患が約7パーセントなど、生活習慣に関連する死因が全体の約5割を占めています。
生活習慣は幼少期に身に付くことが多いため、子どもの頃から食事、運動、睡眠などに注意し、健康的な生活習慣を送ることが大切です。
◇令和4年人口動態調査(千葉市分集計)
▼当てはまるものはありますか?改善して生活習慣病を予防しよう!
▽野菜・果物の摂取不足 塩分のとり過ぎ
健康的な食生活
▽運動不足
からだを動かす
▽喫煙・受動喫煙
禁煙
▽寝不足
十分な睡眠
▽お酒の飲み過ぎ
適切な飲酒
▽肥満・やせ
適正体重を保つ
■自分の適正体重を知ろう!
適正体重は、体格指数のBMIが18.5以上25未満、65歳以上はBMI20以上25未満とされています。*1
近年の千葉市では、男女共に約3割から4割の方が適正体重ではありません。
肥満傾向にある小学5年生の割合は、全国平均を下回っているものの、男子の約7.5人に1人、女子の約10人に1人は肥満です。*2
生活習慣病を予防するためにも自分の適正体重を知り、維持することが大切です。
*1…BMIの数値は筋肉量が多いと高くなる傾向があるので、目安としてください。
*2…健やか未来都市ちばプラン(第3次健康増進計画)による
▼適正体重の算出方法
体重75キログラム、身長170センチメートル、65歳未満の場合
▽自分の適正体重の確認方法
・体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)=BMI
75(キログラム)÷1.7(メートル)÷1.7(メートル)=25.95(BMI)
BMIが25.95なので、適正体重ではありません。
まずはBMI18.5以上25未満を目指してみましょう!
▽目標とする適正体重の確認方法
・身長(メートル)×身長(メートル)×BMI
もっとも病気にかかりにくいとされているBMI22を目標にすると1.7(メートル)×1.7(メートル)×22(BMI)=63.58(キログラム)となります。
■からだを積極的に動かそう!
都市化の進展、テクノロジーの普及などの社会環境の変化により、近年、からだを動かす時間が減少しやすい環境にあります。
身体活動*1や運動*2の不足は、喫煙、高血圧に次いで死亡リスクを高める要因です。高齢者の場合は、骨粗しょう症や自立度の低下、フレイル*3の要因の一つとなります。
からだを動かすことは、がん、脳血管疾患、心筋梗塞、糖尿病、うつ病、認知症などの発症リスクを低減するだけでなく、健康効果、こころの健康などにも良い影響を与えます。
いつまでも健康でいきいきとした生活を続けるためには、運動を習慣づけ、日常生活においても、積極的にからだを動かすことが重要です。
*1…安静時よりも多くのエネルギーを消費するすべてのからだの動き
*2…身体活動の中でも特にスポーツなどの健康や体力の維持と増進を目的に意識的に行われる活動
*3…年齢を重ねて、体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態を指し、健康と要介護の間の状態を指します。
問い合わせ:健康推進課
【電話】245-5223【FAX】245-5659
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