決算は、市に1年間に入ってきたお金と使ったお金の合計を表したものです。予算と同じように、市議会でチェックを受けています。今年10月に承認された2023年度決算の概要をお知らせします。
■一般会計の内訳
一般会計では、歳入において、市税が予算に比べ減収となったものの、歳出において、効率的な予算執行に努めたことなどから、実質収支(歳入と歳出の差額から翌年度への繰越事業に充てる財源を差し引いた額)は29億円の黒字となりました。
◇歳入
◇歳出
■2023年度決算の特徴と今後の見通し
新庁舎や千葉公園総合体育館などの施設の整備がピークを越えたため、市債残高が減少するとともに、基金借入金残高を着実に削減したほか、将来負担比率や実質公債費比率については、「千葉市中期財政運営方針」で定める水準(2020年度と同水準)の範囲内となるなど、財政の健全性の維持に努めた決算となりました。しかし、依然として基金からの借入残高が多額であり、また、市債残高については、老朽化した市有施設の更新に多額の経費を要するため、今後、一定程度増加することが見込まれます。このような状況においても、安定的かつ継続的に市民サービスを提供していくことができるよう、財政指標への影響を見極めつつ、将来にわたって持続可能な財政構造の確立に向け取り組んでいきます。
◇市債残高の推移
◇将来負担比率の推移
◇実質公債費比率の推移
お問い合わせ:財政課
【電話】245-5077【FAX】245-5535
<この記事についてアンケートにご協力ください。>