板倉鼎(1901-29)は、幼い頃から松戸市で過ごし、旧制県立千葉中学校(現在の県立千葉中学校・高等学校)で堀江正章に学ぶなど、千葉にゆかりのある画家です。妻の須美子(1908-34)と共に1926年にハワイ経由でパリへ留学、サロン・ドートンヌに入選するなど精力的に制作を続けますが、わずか28歳でこの世を去り、その後を追うようにして須美子とふたりの娘たちも相次いで亡くなります。早世したため評価の機会を逸していましたが、パリで確立した斬新で華麗な作品に、近年評価が高まっています。
本展では、代表作を網羅するとともに書簡などの資料を展示し、夫妻の軌跡と作品世界の全貌を浮き彫りにします。
会期:4月6日(土曜日)から6月16日(日曜日)10時から18時(金曜日・土曜日は20時まで)4月15日(月曜日)、5月20日(月曜日)休室
会場:市美術館7階・8階企画展示室
料金:一般1,200円、大学生700円、高校生以下無料
問い合わせ:市美術館
【電話】221-2311【FAX】221-2316
第1月曜日(祝日・休日の場合は翌日)休館
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