2024年度の予算では、近い将来到来する人口減少局面においても、引き続き、個人や事業者に選ばれる都市となるために、幅広い子育て世帯への支援や持続的な公共交通ネットワークの形成、災害対応体制の強化などの分野を中心に重点的に予算を配分しました。
今後も千葉市ならではの特性を活かしつつ、新たな時代を切り拓く未来志向のまちづくりの実現に向けて取り組んでいきます。
また、「中期財政運営方針(2022年度から2025年度)」に基づき、引き続き、持続可能な財政構造の確立を目指していきます。
■予算規模
( )は対前年度比
◇一般会計
教育や福祉、土木など市の基本的な事業を行うために設けられた会計
◇特別会計
国民健康保険料などの特定の収入をもって特定の事業の費用に充てるために設けられた会計
◇企業会計
独立採算による特定事業の管理のために設けられた会計
■一般会計の内訳
■持続可能な財政構造の確立を目指して
将来にわたり持続可能な財政構造を確立するため、2022年3月に中期財政運営方針(2022年度から2025年度)を策定しましたが、その後の国際情勢や円安などの影響による原材料価格の上昇、エネルギー・食料価格の高騰に加え、金利の上昇など、本市を取り巻く環境が大きく変化したことにより、財政状況が一層厳しさを増しています。そのため、それらの変化を踏まえた現状に即した方針となるよう、2月に見直しを行いました。
今後も、物価高騰などの影響に加え、各種施設の老朽化対策の増加が見込まれるほか、市民の安全・安心に直結する施設整備事業も予定されていることから、これらの状況を注視しつつ、引き続き健全性を維持した財政運営に努めます。
◇財政運営の方針
・中長期的な基礎的財政収支(プライマリーバランス)の均衡
・健全化判断比率などの維持
・基金借入金の返済
*期間内に80億円程度としていたところ、今回の見直しにより60億円程度に改めました。
○基礎的財政収支(プライマリーバランス)とは?
福祉や教育など、さまざまな行政サービスのための経費を、市税などで賄えるかどうかを示す指標で、「借金を除いた歳入」から「借金返済を除いた歳出」を差し引いて算出します。
問い合わせ:財政課
【電話】245-5075【FAX】245-5535
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