岡本秋暉(1807-62)は彫金家・石黒家の次男として生まれ、20代から絵師として活躍、小田原藩・大久保家に仕える藩士として務めながら精力的に制作を続けました。濃厚華麗な花鳥画、とりわけ孔雀の名手として名を馳せた秋暉は、羽の美しさを描き尽くす驚異的な技巧で江戸の人々を魅了しました。
18年ぶりの回顧展となる本展では、世界一の秋暉コレクションを誇る千葉県柏市の摘水軒記念文化振興財団の所蔵品を中心に、約100件の作品で生い立ちからその画業を通覧します。同時開催の「江戸絵画縦横無尽!摘水軒コレクション名品展」とあわせて、江戸絵画の魅力に触れてください。
会期:6月28日(金曜日)から8月25日(日曜日)10時から18時(金曜日・土曜日は20時まで)7月8日(月曜日)・29日(月曜日)休室
会場:市美術館7階・8階企画展示室
料金:一般1,400円、大学生800円、高校生以下無料
問い合わせ:市美術館
【電話】221-2311【FAX】221-2316
第1月曜日(祝日・休日の場合は翌日)休館
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