千葉市が戦時中、空襲で大きな被害を受けたことを知っていますか?1945年6月10日と7月7日、2度にわたる大空襲により、中心市街地の約7割が焼け野原となりました。しかし、戦後の困窮から市民の英知とたゆまぬ努力により、復興への道を歩み始め、現在の千葉市の礎を築きました。この戦争の悲惨さと復興への努力の記憶は、決してなくしてはならず、永く後世に語り継いでいかなければなりません。この機会に戦争の悲惨さ、平和の大切さについてあらためて考えてみましょう。
◆戦時中の千葉市
1908年の交通兵旅団と鉄道連隊第二大隊の椿森移転以来、本市には、陸軍歩兵学校、気球連隊など多くの陸軍施設が現在の中央区や稲毛区に集積し、その総面積は約462ヘクタールに及びました。
跡地は現在、学校や公園、公共施設などに利用されています。
◆千葉空襲
2度にわたる空襲のうち、6月10日の空襲では、日立航空機千葉工場(現在の中央区川崎町)などが被害を受け、死傷者391人、被災戸数415戸、被災面積26ヘクタールに及びました。
7月7日の空襲(七夕空襲)では、中心市街地の大部分が焼き尽くされ、被害は、死傷者1,204人、被災戸数8,489戸、被災面積205ヘクタールに及びました。
2度の空襲で、中心市街地の約7割が焼け野原になり、被災者が4万人以上も出ました。
◆千葉空襲にまつわる戦災資料の寄贈・寄託のお願い
戦争の記憶を後世へ伝えるため、戦災資料などを収集しています。
千葉空襲の被害を伝える品々(被害を受けた日用品、被災後の写真、イラストなど)をお持ちの方で、市へ寄贈・寄託していただける場合は、市民総務課へご連絡ください。
問い合わせ:市民総務課
【電話】245-5156【FAX】245-5155
■千葉空襲写真パネル展
空襲被害状況のほか、戦前・戦後の市民生活、災害復興の様子、広島・長崎の被爆などに関する写真パネルを展示します。
■平和アニメ上映・戦災体験講話会
平和に関するアニメ映画「青い目の人形物語」の上映と戦災体験者によるお話の会を開催します。
日時:7月13日(土曜日)10時から12時(開場は9時40分から)
会場:生涯学習センター
定員:先着50人
申込方法:7月9日(火曜日)17時までに、Eメールで必要事項のほか、参加人数を明記して、市役所コールセンター【E-mail】event@callcenter-chibacity.jpへ。電話、FAXも可。
問い合わせ:市役所コールセンター
【電話】245-4894【FAX】248-4894
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