1月1日に能登半島で発生した地震で、多くの尊い命と人々の暮らしが奪われました。
地震はいつ起こるか分かりません。もしかすると、明日、大地震が千葉市を襲うかもしれません。
そんな時、自分や家族の命と暮らしを守れるよう、今から備えておきましょう。
■自助
自助とは、いざという時に自分や家族の命と財産を守るために、自分自身で、家族全員で備えることです。
災害時、行政や自主防災組織ができることには限りがあります。
災害に関する正しい知識を身に付け、まずは自分たちの力で災害への対策をしておきましょう。
■日頃から準備しよう
◆備蓄品・非常持ち出し品の準備
災害発生直後は、食料や日用品の購入が難しくなります
◇備蓄品
ライフラインが復旧するまでに必要な食料や水、最低限の日用品
・食料品…缶詰、レトルト食品など簡単な調理で食べられるもの(1人3日分)
・飲料水…ペットボトル飲料水など(1人3日分、1日3リットルを目安)
・生活用品…携帯トイレ、マスク、消毒液、ウエットティッシュ、体温計、生理用品、使い捨て手袋、歯ブラシ、カセットコンロなど
・照明・電源…ランタン、乾電池、モバイルバッテリーなど
◇非常持ち出し品
避難時、最低限持ち出すもの
・貴重品…現金、預金通帳、キャッシュカード、印鑑、健康保険証、運転免許証、マイナンバーカードなど
・避難用具…懐中電灯、携帯ラジオ、ヘルメット、長靴、軍手、雨具など
・衣類…着替え、下着、靴下、スリッパ、タオル、防寒具など
・その他…紙皿、紙コップ、割りばし、眼鏡(コンタクトレンズ)、ばんそうこう、包帯、普段飲んでいる薬、お薬手帳などのほか、〔上記〕備蓄品の一部
*妊産婦や乳幼児がいる場合は、哺乳瓶、ミルク、離乳食、おむつ、母子健康手帳なども用意しておきましょう。
詳しくは、「千葉市 防災 妊産婦」で検索
◇備蓄品はローリングストックしよう
1.備える
2.使う
3.買い足す
ローリングストックとは、災害時に自宅で当面生活できるように、日頃から自宅で利用しているものを少し多めに買い置き、日常生活で消費した分を新たに買い足すことで無駄なく備蓄することです。食料や飲料水などの備蓄品は、少なくとも3日分、できれば1週間分をストックしましょう。
◆ハザードマップの確認
千葉市直下地震の想定震度や建物被害予測は、地震・風水害ハザードマップ(WEB版)で確認できます。
災害時にはアクセスが集中し、閲覧しにくくなります。あらかじめ自宅周辺の危険箇所を確認し、家族や地域で、安全に避難できる避難先や避難経路について話し合っておきましょう。
詳しくは、「千葉市 ハザードマップ」で検索
◇分散避難を検討しよう
避難とは、難を避けることです。避難先は、小・中学校や公民館などの指定避難所だけではなく、安全な場所にある親戚・知人宅などに避難することも考えてみましょう。また、斜面や川の近くなどの危険な場所以外に自宅がある方や、マンションなどの頑丈な建物に住んでいる方は、在宅避難も検討しましょう。
指定避難所以外に避難する方も、指定避難所で食料や物資の支援を受けることができます。
◆災害時に慌てないために
災害が発生すると、交通機関の運休などにより帰宅が困難になったり、家族と連絡が取りにくくなるおそれがあります。
次のことを意識、準備しておき、冷静に行動できるようにしましょう。
▽むやみに移動を開始しない
東日本大震災では、多くの人が一斉に帰ろうとしたことで道路や駅周辺に人があふれ、危険な状況となりました。
職場や外出先などにいる時は、まずは自分の身の安全を確保し、落ち着いてその場にとどまりましょう。
▽徒歩で帰宅するための選択肢を
職場などにも、携帯ラジオや地図、モバイルバッテリー、運動靴、飲料水、食料などを用意しておきましょう。
また、徒歩での帰宅経路を確認しておきましょう。
▽安否確認の方法をチェック
家族で、災害時の安否確認の方法や集合場所を話し合っておきましょう。また、災害用伝言サービスの使い方を確認、体験しておきましょう。
詳しくは、「千葉市 災害時安否確認」で検索
問い合わせ:防災対策課
【電話】245-5113【FAX】245-5597
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