令和4年度決算が、9月の定例議会で認定されました。道路、福祉、教育など、市民生活に関わりの深い一般会計を中心にお知らせします。一般会計の令和4年度決算は、歳入合計260億9,927万5千円、歳出合計240億6,948万8千円で、前年度比で歳入6.2%の減、歳出9.0%の減となりました。
(単位:千円)
■一般会計決算
□歳入
市税は、40億7,247万8千円で、1億6,707万4千円(4.3%)の増となりました。前年度と比べ、市民税や固定資産税などが増加し、全体として増となっています。また、地方交付税は、101億1,094万3千円で、前年度比956万5千円(0.1%)の増となっています。
(千円:単位)
□歳出
経常的経費のうち、義務的経費(人件費、扶助費、公債費)については、人件費1,999万1千円(0.5%)の増、扶助費5億6,408万7千円(16.2%)の減、公債費が7,553万5千円(1.9%)の減となり、前年度と比べ、6億1,963万1千円(5.4%)の減となりました。投資的経費のうち、普通建設事業費は、三芳小中学校の校舎改修工事の完了などにより、前年度比2億2,441万4千円(6.6%)の減となりました。
(千円:単位)
□市有財産現在高の状況
・土地 429万580平方メートル
・建物 20万3,923平方メートル
・基金(積立金) 250億6,017万4千円
□令和4年度の主な事業
・し尿処理施設建設事業 5億6,925万7千円
・富楽里とみやま大規模改修事業 2億7,366万5千円
・新型コロナウイルス対応中小企業等支援事業 2億4,509万円
・電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業 2億3,313万8千円
□市債現在高の状況
・普通会計
一般会計:22,222,598千円
・企業会計
水道事業会計:2,486,833千円
病院事業会計:39,520千円
□市税の徴収実績
(単位:千円)
※入湯税は、温泉組合補助金などに使われています。
また、温泉郷活性化基金への積み立ても行っています。
■公営企業会計決算
(単位:千円)
□健全化判断比率
□水道事業会計に係る資金不足比率
□国保病院事業会計に係る資金不足比率
「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」は、地方公共団体の財政の健全度に関する指標の公表制度を設け、その比率に応じて財政の早期健全化および財政の再生などに必要な行財政の措置を講ずることにより、地方公共団体の財政の健全性の確保に資することを目的としています。
公表することとなるのは、上記のとおり(1)実質赤字比率、(2)連結実質赤字比率、(3)実質公債費比率、(4)将来負担比率(以下「健全化判断比率」)の4指標と(5)資金不足比率です。
健全化判断比率のうち1つでも早期健全化基準以上となった場合は財政健全化計画を、また、資金不足比率が経営健全化基準以上となった場合は経営健全化計画を定める必要があります。
令和4年度の決算に基づき算定された南房総市の健全化判断比率および資金不足比率は、すべて基準を下回りました。
問合せ:企画財政課
【電話】33-1001
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