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コスト削減×安全でおいしい こだわりのご飯給食

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千葉県南房総市

子育て支援や教育に力を入れている南房総市は、給食にもこだわりをもって取り組んでいます。
そんな南房総市に、給食用の炊飯センターが完成しました。嶺南学園敷地内に建設され、令和5年4月から市内小中学校の給食用ご飯を一括して炊飯します。

■炊きたてのご飯が食べられる
給食用のご飯は、これまで業者委託していましたが、市の炊飯センターで炊飯すれば、今までよりも温かく、炊きたてを提供できます。

■炊飯代は市が負担
市直営で炊飯できるようになりましたので、給食費に含まれる炊飯代を市が負担することにしました。(1か月あたり620円/人)
この炊飯代分の給食費はおかずなどの材料代として使いますのでより充実した内容の給食を提供できます。

■衛生管理を徹底
新しい炊飯センターには、細菌の繁殖を防止するドライシステム(床が水で濡れない構造)、国際的に認められた衛生管理システム(HACCP)を導入しました。
また、停電時でも炊飯できるよう自家用発電設備も設置しました。

■完全ご飯給食
南房総市の給食は、平成23年度から週5日ご飯が主食です。
米は100%南房総市産で、農薬と化学肥料を半分以下に減らした「ちばエコ農産物」の認証米を使用しています。週5日の完全ご飯給食は全国でも珍しい取り組みです。
他の食材もできるだけ地元産の新鮮なもの、旬のものを使用し、特産品の鯨肉や枇杷がメニューに並ぶこともあります。
給食で郷土の産業や食文化を知り、食べ物への感謝や故郷への誇りを学び、健康的な食習慣を身に着ける食育としての取り組みでもあります。
※「ちばエコ農産物」とは、平成14年から千葉県が認証を行っている農産物です。通常栽培と比べ、化学合成農薬と化学肥料の使用を半分以下に減らした栽培産地で栽培された農産物です。

■なぜ、ご飯給食なの?
南房総市の給食は、素材の旨味や、栄養バランスを重視した「大人が子どもに食べさせたい給食」です。子どもたちの好物といえば、ハンバーグや唐揚げなど、油や塩分が多い食事になりがちですが、主食をご飯にすることで、油の少ない和食中心の献立を提供しやすくなります。
また、和食の基本である「だし」を使用し、塩分を抑えてもおいしい、旨味で味わう給食になっています。
生活習慣病を予防するため、子どもの頃から健康的な食習慣を身に着けてもらおうと考えた給食です。

■物価高騰の影響
昨年ころから物価が高騰し、保護者にご負担いただいている給食費では、今までどおりの質の高い給食を提供することが難しくなってきました。
そのため、令和4年度は物価高騰分にあたる食材費1,100万円を市が支出しました。

■おいしい給食をおなかいっぱい食べてほしいから
その他にも小学5年生から中学3年生までのご飯を10%増量するために270万円、地元産の食材を導入するための地産地消推進の補助金430万円、あわせて年間700万円を市は毎年度支出しています。

■物価高騰でも給食費は値上げしない?
給食費は過去に平成22年度と平成26年度の2回の改正を行いました。今後も食材や資材、光熱水費などの価格高騰が予想されていますが、令和5年度の給食費は値上げしません。これからも給食が子どもたちの心と体の成長、健康の助けとなるよう取り組んでまいります。
給食費(1か月当たり):小学生4,500円/人、中学生5,200円/人
※保護者が負担している給食費は食材費です。その他の給食に係る光熱水費、人件費など(経費全体の3分の2)を市が負担します。

■令和5年度も第3子以降の給食費無償化
令和5年1月~3月まで実施した第3子以降の給食費無償化について、令和5年度も継続して実施します。扶養人数や給食費を滞納していないなどの要件はありますが、おいしい給食の提供とともに保護者の負担軽減を図ります。

問合せ:教育総務課
【電話】46-2961

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