■なぜ、11月5日が津波防災の日?
→和歌山県で起こった津波から村人を救ったとされる「稲むらの火」の逸話にちなんで、「津波防災の日」と定められています。
安政元年11月5日、安政南海地震(M8.4)が発生し、この時、村の高台に住んでいた五兵衛が海に目をやると、海の水がどんどん引いているのが見えました。しかし、高台の下にいる村人たちはお祭りの準備で忙しく、津波に気付いていない様子でした。
村人たちの命が危ないと思い、五兵衛は収穫したばかりの稲むらに次々と火を点けました。村人たちは火事が起こっていると思い、火を消そうと高台に上ってきました。それから少しすると、村人たちは津波が村を襲うのを目撃しました。その瞬間、村人たちは五兵衛が稲むらに火を放ったことで、自分たちが救われたことを知りました。
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