■応募総数 1739通~たくさんのご応募ありがとうございました~
市教育委員会では、考えをまとめ表現する力を育むことを目的に、感じていることや、考えていることを百字で書き表す活動「百字作文」に取り組んでいます。本作文コンクールは、その一環として行い、今年度で十四年目となりました。
今年度も、ありがとうの想いを百字に込めた作品がたくさん届きました。ありがとうございました。入賞者は次のとおりです(敬称略)。
*入賞者は、本紙16・17面をご覧ください。
■全体講評
今年もたくさんの「『ありがとう』の想い」が寄せられた。年齢に関係なく多かったのは、やはり家族や友人、先輩や先生といった「身近な人」に対する感謝の気持ちを題材とした作品であった。また、ランドセルや制服、自転車などといった「自分が長年愛用してきたもの」を題材とした作品も一定数あった。さらに、数は多くないが、「見慣れた風景」や「何気ない日常の一コマ」を題材とした作品もあった。「ありがとう」の対象としての題材を選ぶ視点が、幅広く多様になってきていることを感じる。
このコンクールにおいては、何よりも、限られた字数の中でいかに自分の想いを伝えられるかが大事である。そのために、どのような言葉や表現技法を使うのかの工夫が求められる。「たかが百字、されど百字」なのだ。
文中に不必要な言葉があったり一文が長すぎたりすると、作者の想いは十分に伝わらない。ぜひ、書き終わった後に、余計な言葉はないか、必要な情報は入れられているかという目で読み返して欲しい。よい作品にするためにも効果的な作業である。一方、書き出しはよく工夫されているが、最後の一文で焦点がぼやけてしまう作品もあった。書き出しと同じくらい最後の一文も重要だ。吟味された効果的な一文で締めくくられると、作者の想いがぐんと際立ち、何とも言えない余韻を漂わせる作品になる。
一つ一つの作品から、そこに書かれている人物や風景が想像できる。これからも「書く」ことを通して、自分自身や自分の周りに目を向け、たくさんの「ありがとう」を伝えていって欲しい。
来年度も皆様のご応募をお待ちしております。なお、優秀賞・佳作の作品は、市ホームページに掲載しています。
問合せ:子ども教育課
【電話】46-2966
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