文字サイズ
自治体の皆さまへ

健康だより

7/27

千葉県南房総市

■糖尿病からあなたの腎臓を守りましょう
糖尿病の合併症のひとつである「糖尿病性腎症」は、重症化すると、生涯にわたって人工透析が必要となる病気です。
新規に人工透析となった人の約半数は「糖尿病性腎症」が原因です。千葉県では毎年新たに約800人が糖尿病性腎症で人工透析を受けています。

□「糖尿病性腎症」ってどんな病気?
糖尿病により高血糖状態が長く続くことなどが原因で、腎臓の働きが悪くなる病気です。初期には自覚症状はありません。しかし、血糖値や血圧が高い状態が続くと、徐々に腎機能が低下し、腎不全になると人工透析が必要になります。透析治療は、1回につき4~5時間かかる治療を週3回程度、ずっと受け続ける必要があり、身体的にも時間的にも大きな負担がかかります。

□糖尿病性腎症の発症や重症化を防ぐには?
自覚症状がほとんどないため、年1回の健診を受けて、血糖、血圧、腎機能などのチェックを行いましょう。健診の結果、要精密検査と判定された場合は、必ず受診しましょう。もし糖尿病と診断されたら、決して治療を中断せず、定期的に検査を受け、腎臓を守るための生活改善にも取り組んでいきましょう。

▼日々の生活習慣を見直しましょう
※下記はあくまでも目安です。通院中の場合は、かかりつけ医の指示に従ってください。

▽栄養バランスのよい食事を
1日3食、食事の時間や量が偏らないようにして、主食(炭水化物)、主菜(たんぱく質)、副菜(野菜など)のそろった食事をとりましょう。

▽食物繊維を多くとる
野菜、きのこ、海藻など、食物繊維の多い食品を意識してとりましょう。目安は1日小鉢で5皿です。

▽塩分を控えめに
1日の塩分摂取量は6g以下にすることを目指しましょう。まずは調味料の摂取量を見直し、少しずつ薄味に慣れていきましょう。

▽禁煙する
たばこは、慢性腎臓病だけでなく、生活習慣病などのリスクを高めます。

▽エネルギーのとりすぎに注意
腹八分目を守り、間食や飲酒に注意しましょう。毎日体重をはかることで、食事量が適量かチェックできます。

▽食べ方を工夫しましょう
早食いせず、1口30回を目安によくかんで食べましょう。

▽水分摂取をしっかりと
脱水の状態は、腎臓に負担をかけます。
水分補給をこまめに行いましょう。

▽今より10分多く体を動かす
速めに歩く・ラジオ体操などの有酸素運動と、かかと上げやスクワットなどの筋トレを組み合わせると効果的です。
まずは、こまめに体を動かすことから始めましょう。

参考:千葉県リーフレット「糖尿病からあなたの腎臓を守りましょう」「CKD(慢性腎臓病)を知っていますか?」

問合せ:健康推進課
【電話︎】36-1154

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU