■子どもの「歯と口の健康」を守ろう
子どもの健康には、保護者の歯や口への関心の高さが大きく関係しています。ぜひこの機会に、家族の健康習慣を見直してみませんか。
◆おいしいと感じること
口は単なる食べ物の入り口ではなく、大切な感覚器官です。かめばかむほど、味覚センサーが活動し、おいしさが倍増します。
子どもはいろいろな食べ物を、さまざまな形で食べる「味覚体験」を通して、おいしく食べる「五感」を育んでいきます。
◆よくかむことの効果
食べ物のおいしさは、よくかんで味わうことで感じられますが、この「おいしい」と感じることが食欲を生み、子どもの体をつくります。
また、正しい姿勢でよくかむことで、脳の発育を活性化し、顎の正常な発育を促します。このことは、育ち盛りの子どもにはとても大切です。
さらに、よくかむことで、肥満予防、味覚の発達、言葉の発音がはっきりする、虫歯やがんの予防、消化吸収がされやすくなることなどにもつながります。
◆歯や口の健康チェック
子どもに当てはめて、次の項目をチェックしてみましょう。
・乳歯、永久歯が何本生えているか知っている
・朝食を毎日食べている
・食事の時は家族一緒に食べ、姿勢にも注意している
・仕上げ磨きをしている
・おやつはだらだら食べないようにしている
・デンタルフロスなどの補助用具を使用している
・フッ化物配合の歯磨き剤を使っている
・かかりつけ医がある
歯は、生えてから数年かけて成熟していきますが、生えたては歯質が柔らかく、虫歯になりやすいので注意が必要です。また、乳歯と永久歯が混合している時期には、磨き残しをしやすいため、仕上げ磨きをしてください。
なお、虫歯や口の変化を見つけたときは、歯科医院に相談してください。
問合せ:中央保健センター
【電話】42-5595
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