小学生も高齢者も学校の体育館でスポーツを堪能
~牧の原スポーツクラブ~
広報レポーター 渡辺一夫(原)
土曜日の夜、西の原中学校の体育館に明かりが灯り、にぎやかな歓声が響いている。中学生を中心に数面のコートを使い、大声を出して前後左右に激しく動き回り、バシバシ大きな音を立てバドミントンをしている。隣りでは小学生から60代までの10数人が、西の原卓球クラブのコーチの指導のもと、リズミカルな軽い音を立て卓球を楽しんでいる。牧の原スポーツクラブ、通称「牧スポ」の会員だ。
牧スポについて初代代表の奈良部氏と現代表の藤原氏に話を伺ったところ「国の事業を受け、ニュータウンとして発足したばかりの牧の原地区に地域総合型スポーツのモデル事業として、地域住民が学校の施設を使用し自主運営するスポーツ団体を作ろうということで、市から牧の原地区のスポーツ団体に話があり、平成13年に立ち上げました。地域住民が立ち上げ、自主運営するスポーツ団体は日本でも唯一無二のものではないかと思います」「平成28年に文部科学省から生涯スポーツ優良団体として表彰されました」とのこと。
原小学校の体育館では日曜日に、中年位から80代の元気な高齢者10数人がショートテニスを楽しんでいる。テニスの心得のある人ない人、おしゃべり休憩タイムを挟んで和気あいあい、次の週が待ち遠しいそうだ。ある高齢の女性は「ボールがないと走ることがないのよね。ストレス解消に最高」。「えい!」と掛け声もろともスマッシュを一閃。
草深公園では月曜日と木曜日の朝、10数人がグラウンドゴルフを楽しんでいる。唯一のアウトドアスポーツで8月だけは夏休みだ。
また、西の原中学校では、金曜日の夜にソフトバレーボールをしていたが人数が減ったため、現在は休止中。中学生以上の会員を募集しており、ぜひ大会を復活させたいとのこと。その他、原小学校ではユニカールができるそうだ。
牧スポは小学生以上の市民であれば年齢、性別を問わず誰でも入会できる。現在の会員数は約80人で、入会費にはシニア割引が、年会費にはファミリー割引がある。リーズナブルな料金で入会が可能。その他、スポーツ障害保険への加入が必要。入会者は全ての種目に参加できる。興味のある人はぜひ参加してみては。心身共にリフレッシュすること請け合いとのことです。
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