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令和5年度財務書類から見る市の財政状況

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千葉県印西市

市では、総務省が示した「統一的な基準」により財務書類4表(貸借対照表、行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書)を作成しています。ここでは、令和5年度決算に基づき作成した一般会計の貸借対照表と行政コスト計算書を公表します。

◆貸借対照表(バランスシート)
年度末における財政状態を明らかにするもので、「資産」「負債」「純資産」の3つの要素から構成されています。左側には市民の財産や権利など将来にわたる様々な行政サービスを提供する「資産」が、右側には「資産」を築くために必要な借入金など将来の世代が返済する「負債」と、国県の補助金や市税などにより今までの世代が負担し、返済の必要がない「純資産」が記載されています。

◆行政コスト計算書
会計期間中の行政活動のうち、人的サービスや給付サービスなど、資産形成につながらない行政サービスに費やされたコスト(費用)と、その行政サービスの対価として得られた財源(収益)の取引高を明らかにするものです。現金主義会計では捕捉できなかった減価償却費や引当金なども計上しています。

◆純資産変動計算書
会計期間中の貸借対照表の「純資産」の変動を明らかにするものです。前年度末の純資産残高、期中の増加および減少額、本年度末の残高を表しています。

◆資金収支計算書
会計期間中の資金収支の状態、すなわち資金の利用状況および資金の獲得状況を明らかにするものです。前年度末の資金残高、期中の増加および減少額、本年度末の残高を表しています。

■行政コスト計算書
◇令和5年度行政コスト計算書
(単位:千円)

※千円未満で四捨五入しているため、合計額が一致しないことがあります

1.人にかかるコスト…行政サービスの担い手である職員等の人件費です。給与費や退職手当引当金などが含まれます。
2.物にかかるコスト…業務委託などの物件費、施設の維持管理費、減価償却費などが含まれます。
3.その他にかかるコスト…人や物にかかるコスト以外のもので、市の借入れに対する支払利息などが含まれます。
4.移転にかかるコスト…経常的に発生する非対価性の支出で、社会保障給付としての扶助費等や、各種の負担金や補助金などが含まれます。
5.使用料・手数料…使用料・手数料の形態で徴収するもので、公園使用料や公民館などの施設使用料などが含まれます。
6.その他…使用料・手数料以外の経常収益で、各種負担金や不動産貸付収入などが含まれます。

■印西市貸借対照表(バランスシート)
令和6年3月31日現在(単位:千円)

◆貸借対照表(バランスシート)の見方
表の左側(借方)には市が保有している土地・建物・預金などの資産が記載され、右側(貸方)にその資産を形成するために、将来の世代が負担することになる「負債」と、これまでの世代が既に負担し返済の必要がない「純資産」が記載されています。

問合せ:会計課出納係
【電話】33-4587

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