■非常食の準備など、災害への備えはできていますか
皆さんは、災害時でも慌てずに行動できるように、日頃から十分な対策はできていますか。大災害の対応分析では、自助が7割を占めるそうです。今から事前の備えをしましょう。
◆少なくとも3日分の水と食料を準備
◎水…生命の維持に最も関わるものなので、必ず準備を。1日2リットル×3日×家族分が、飲用・調理用の必要量です。
◎食料…朝・昼・夜の3食×3日×家族分は、最低でも用意したい量です。疾患やアレルギーなどで食事内容に制限がある場合や、感染症の拡大防止のため、災害後も自宅で過ごす場合には、1週間分の蓄えがあると安心です。
◆ローリングストック法を取り入れて
日頃食べ慣れた長期保存ができる物を、賞味期限内に消費しながら備蓄することをローリングストックといいます。災害用非常食は食べ慣れない味ということもあり、そればかりでは受け入れ難く思う人が多く、特に子どもには顕著に見られます。日頃から食べているレトルト食品や缶詰などを使ったら買い足しておき、安全に取り出せる場所で保管しましょう。
◆ビタミンやミネラルが補給できる物も重要
被災後3日間を過ぎた頃から、食事内容の偏りによる生活習慣病の悪化や、感染症への抵抗力の低下といった栄養障害が現れます。主食のほかにも、次のようなものを準備しておくと安心です。
◎たんぱく質源…魚・肉のレトルト食品や缶詰、具の多いパスタソースなど
◎ビタミン・ミネラル源…野菜の缶詰、常温で日持ちできる野菜、乾物の野菜や海藻、即席みそ汁やスープ、ビタミンやミネラルの補給用ゼリー飲料など
問合せ:中央保健センター
【電話】42-5595
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