■兄弟で決めた!春高バレー2連覇
1月8日に開催されたバレーボール全日本高校選手権(春高)の最終日、優勝すると2連覇となる駿台学園高等学校(東京)のメンバーの中に、ひときわ注目を集める兄弟がいました。木下小学校出身の三宅雄大さんと弟の綜大さんです。
2人がバレーボールを始めたのは、それぞれが小学1年生の時。お姉さんの影響を受け、市内のバレーボールクラブチーム「印旛ヴィクトリー」に加入し、練習を始めました。雄大さんが小学6年生、綜大さんが小学5年生の時に、そろって全国大会に出場するなどし、当時から活躍していた2人は、中学・高校とバレーボールの強豪校である駿台学園に進学して、さらに技術を磨きました。そして迎えた、兄弟で臨む最後の春高バレーには、連覇というプレッシャーを背負って挑むこととなりました。「高校生活での3年間は、楽しいことばかりではなく、つらいと感じることも多かった」と話す兄の雄大さん。諦めずに練習を続け、つかんだ最後のマッチポイントでは、弟の綜大さんが挙げたトスを、雄大さんが相手コートに叩き込む兄弟リレーで、優勝を決めました。兄弟で同じコートに立ち、みごと日本一を成し遂げた快挙について、2人は「家族に恩返しができた」と喜びを語りました。
今後の目標について、大学へ進学した雄大さんは「全日本インカレで優勝」、高校3年生となった綜大さんは「春高バレーで3連覇」をかかげています。活躍する場所は異なりますが、それぞれの大きな目標に向かって、三宅兄弟の躍進は続きます。
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