■印西市とコスモス
市とコスモスには深いつながりがあります。昭和59年11月の町(当時の印西町)合併30周年記念事業実行委員会でコスモスが町の花に選ばれました。町民からの応募用紙の中には「コスモスは1本では目立たなくても、たくさん咲いているときれいな花畑になります。私たちの町も一人一人が力を合わせていけば、きっとすばらしい町になるでしょう」という思いがつづられていたものもあったようです。
昭和60年度からは、みんなで決めた町の花を町中に咲かせる「コスモスの花いっぱい運動」が始まり、昭和61年度には、町内でコスモスが咲いた場所が約50カ所、開花面積は約5ヘクタールにもなり、町の花として親しまれてきたことから、「第1回コスモスまつり」も開催されました。
平成元年度には、市区町村の花をコスモスにしている自治体のうち、印西町を含む9市町により「第1回コスモスサミット」が印西町で開かれ、参加自治体の住民相互の「ふれあい」を実現するなどの宣言が採択されました。
そして、平成22年3月に、1市2村の合併により誕生した新しい印西市でも、秋に色鮮やかな花を咲かせるコスモスには「調和」という意味があることから、「人と人、地域と地域との調和や新市としての一体感を願う印西市にとってふさわしい花」として、コスモスを市の花に指定しました。
令和6年度は、印西町の花にコスモスが選ばれてから40年、第1回コスモスサミットから35年、1市2村の合併から15年を迎えることで、印西市とコスモスにとって節目の年度となります。
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