叙勲は、国家または公共のために功労のあった方に対して授与され、褒章は、さまざまな社会的分野において実績の優れた方に対して授与される国の栄典です。
■瑞宝小綬章(教育功労)
宮崎(みやざき)仁志(ひとし)氏
昭和50年4月、木更津高等学校の理科教員として着任。10年間勤められた後、君津高等学校では学年主任、教務主任等として12年間にわたり校長の学校運営を支えてこられました。
平成15年、県教育庁指導課主幹兼学力推進室長に就任。千葉県独自の学力・学習状況調査の実施や高校入試での「特色ある入学者選抜」の導入など、児童生徒の学力向上対策に取り組まれました。
平成17年からは天羽高等学校長、県教育庁北総教育事務所長を経て、平成22年、千葉女子高等学校長に就任。品位ある生活態度を実践できる女子生徒の育成に情熱を注ぐなど、学校教育・教育行政の場に37年間奉職されました。
受章にあたり宮崎氏は「常に、今、自分が置かれている立場で何をなすべきかを真剣に考え、その実現に取り組んできました。皆様のご指導・ご支援があったからこそと、深く感謝申し上げます」と述べられました。
■旭日双光章(地方自治功労)
岡部(おかべ)順一(じゅんいち)氏
平成11年9月に君津市議会議員に初当選されて以来、4期16年の長きにわたり君津市議会議員として在職されました。平成19年から君津市議会副議長を務め、市民福祉の向上や地方自治の発展、地域隆盛の基礎を築かれました。
在職中、多種多様化する市民の学習需要に応えるため、平成14年には君津市立中央図書館の開館、平成21年には生涯学習交流センターの開館など、学習の場の拡充に大きく貢献されました。平成15年には、館山自動車道君津インターチェンジの開通と、君津バスターミナル駐車場の開設を実現し、市民の利便性の向上のために尽力されました。
受章にあたり岡部氏は「この度の受章は大変栄誉なことであり、これまで支援してくださった関係者の皆様に心より感謝申し上げます。また、今日まで寄り添い、支え続けてくれた妻や家族にも深く感謝しております」と述べられました。
■藍綬褒章(自然保護功績)
鈴木(すずき)健司(けんじ)氏
昭和56年に千葉県知事から自然保護指導員(現在の千葉県自然公園指導員)に委嘱されて以来、42年の長きにわたり南房総国定公園区域内の鹿野山とその周辺の九十九谷展望公園の定期的な巡視活動や美化清掃活動などに従事されています。
平成4年からは、環境省が委嘱する自然公園指導員としても従事され、平成25年には自然公園関係功労として環境大臣表彰を受賞されました。その間、平成28年には鹿野山で遭難した登山者の捜索や、令和元年房総半島台風での復旧活動にあたるなど、鹿野山周辺における地域振興や自然環境の保護活動に尽力されています。
受章にあたり鈴木氏は「鹿野山の地に生まれ育った使命として、この美しい景観を守るために活動を続けてまいりました。今回の栄誉ある章の受章に至るまで導いてくださった皆様に、厚く御礼申し上げます。今後も環境美化、自然保護活動の啓発に努めてまいります」と述べられました。
■危険業務従事者叙勲
警察官、自衛官、消防吏員等危険性の高い業務に従事した55歳以上の元公務員を対象に叙勲する日本の栄典制度です。
○瑞宝単光章
鹿島(かしま)進(すすむ)氏(消防功労)
経歴
・元木更津市消防司令長
■文化の日千葉県功労者表彰
さまざまな分野で顕著な功績を挙げ千葉県の発展に貢献された方が表彰されるものです。
鳥海(とりうみ)美知子(みちこ)氏(農林水産功労)
経歴
・元千葉県指導農業士会副会長
・現ちば県女性農業者ネットワーク理事
・現きみつ農業女子ネットワーク会長
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