9月5日(木)、フランス・パリで開催されたパリ2024パラリンピック競技大会・ボッチャ団体3位決定戦。日本代表チームは、パラリンピック5大会連続出場の廣瀨隆喜選手をはじめ、キャプテンの杉村英孝選手、遠藤裕美選手の3人で試合に臨みました。
対する相手は、予選リーグでも対戦した韓国代表チーム。日本は第1エンドに1点を先制し、続く第2エンドでは白いジャックボール(目標球)の周りにボールを集め、最後は廣瀨選手の正確なショットで一挙に3点を奪いました。序盤から大きくリードした日本チームは、その後韓国チームに1点差まで詰め寄られましたが、第4エンド・第5エンドで得点を重ね、8対3で見事勝利を収め2大会連続の銅メダルに輝きました。
帰国後のインタビューで廣瀨選手は「たくさんの方からの応援が力になりました。個人戦では思うような結果が残せませんでしたが、しっかりと気持ちを切り替えて3人で試合に臨むことができたと思います。目指していた色ではありませんでしたが、みんなで話し合いながら楽しんでプレーすることができました。チーム一丸となって気持ちをつないで勝ち取った銅メダルです」と話してくれました。
■オール君津で応援!
パリ2024パラリンピック競技大会では、君津市初の試みとしてパブリックビューイングを開催しました。会場には、約110人の市民などが集まり、遠く離れたパリの地で日本代表として戦う廣瀨選手に声援を送りました。集まった観客はスティックバルーンを手に、試合の様子が写し出された大画面に集中。廣瀨選手をはじめ、日本チームの投球が決まるとバルーンを打ち鳴らし、廣瀨選手がトレードマークの雄叫びをあげると会場も大きな歓声に包まれました。第6エンド、日本の勝利が決まると、会場では「廣瀨」コールが沸き起こりました。
パブリックビューイング会場で試合を観戦した市内在住の駒林さんは「ボッチャの試合は初めて観戦しましたが、解説のおかげで試合展開もよくわかり、とても楽しめました。3大会連続メダルを獲得した廣瀨選手は、君津市の宝です」と話してくれました。4年後のロサンゼルスオリンピックに向けて、これからもオール君津で廣瀨選手を応援していきましょう!
■廣瀨(ひろせ)隆喜(たかゆき)選手のプロフィール
1984年生まれ(君津市出身・君津市在住)/君津市民栄誉賞受賞/君津市民栄誉賞特別賞受賞君津市立北子安小学校卒業生/パラリンピック(北京・ロンドン・リオデジャネイロ・東京・パリ)5大会連続出場/パラリンピック(リオ大会)日本初銀メダル獲得/パラリンピック(東京大会・パリ大会)銅メダル獲得
NHKの東京パラリンピック特設サイトで試合の様子を配信しています。
〔廣瀨選手の「廣」は環境依存文字のため置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください〕
■3大会連続のメダル獲得を称えて 市民栄誉賞特別賞を贈呈します!
このたびの銅メダル獲得により、多くの市民に感動と希望を与えるとともに、君津市の名を高め、広めた功績を称え、市では廣瀨選手に対し君津市民栄誉賞特別賞を贈呈します。詳細は、市ホームページなどでお知らせします。
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