4年度にクリーンセンターで処理したごみの量は、2万6105トンでした(表1)。
3年度と比べ495トン(約1.9%)減少しました。
表1)ごみの種類別処理量
表2)過去3年間のごみの量
■1日当たり約72トンのごみ
2万6105トンの内訳は、
(1)市が収集した家庭からのごみ=2万535トン、
(2)事業所系ごみ(一般廃棄物)=4596トン、
(3)そのほかのごみ=974トン
でした。
市全体で1日当たり約72トンのごみ量となります。また、1世帯当たりでは、年間約601キログラム、1人当たりでは年間約271キログラムです(表2)
■1年間の処理費用は約14億200万円
ごみを処理するためには、ごみを集める費用、集めたごみを焼却・破砕する費用、焼却で生じた灰を処分する費用などがかかります。これらの処理を行うために、4年度は約14億200万円かかりました(表3)。
この金額を1日当たりにすると約384万円になります。一人一人のちょっとした心掛けと積み重ねでごみを減らし、ごみ処理にかかる費用も減らしていきましょう。
1年間のごみの量はどのくらい?
ごみ処理にかかる費用は?
表3)ごみの量と処理にかかる経費
4年度DATA
表4)ごみ質(可燃ごみ)分析
(単位:%)
■ごみの分析状況
可燃ごみの分別状況を、A~Dの地区ごとに調査しています。その結果、全地区の生ごみ(湿)ベース平均で可燃ごみの中にプラスチック・ビニール類13・9%、金属・ガラス類が0・5%混入していました(表4)。
焼却するごみの中に異物が混入していると、焼却炉などの設備の故障原因となります。また、可燃ごみとして出される「紙類」の中に、再生可能な「雑がみ」が多少含まれています。雑がみは、紙の再生原料となりますので、資源物として集積所に出してください。
ごみの正しい分別は、安全で安定したごみ処理や環境を守ることにつながります。
■排ガスなどはすべて基準値以下
ごみ焼却炉から出る排ガス中のばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素については、法規制値よりも厳しい基準を設けています。
4年度の排ガス測定は、1号炉が5回、2号炉が7回の測定を行い、平均値と最大値を算出しています。その結果、全ての測定項目で排出基準値を下回りました(表5)。
また、ダイオキシン類については、2基の焼却炉それぞれについて年2回の測定を行い、いずれも法規制値を下回っています(表6)。
■周辺の環境への影響
クリーンセンターの敷地境界で、臭気濃度、悪臭物質、騒音、振動を定期的に測定しています。
いずれの測定結果についても、施設の稼働による周辺の環境への影響は確認されませんでした。
○クリーンセンターからのお願いです!
クリーンセンターでは、日常生活から排出されるさまざまなごみを安全に効率よく処理するとともに、周辺環境に影響がないよう注意を払っています。
ごみの出し方や分別のルールを守っていただくことで、ごみをさらに安定的に処理することができます。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
表5)排ガス測定結果
(注1)協定値=みそら自治会と締結した公害防止協定値(注2)総量=法令に定められた算式により算出する硫黄酸化物の量
どんなごみが多いのかな?
表6)ダイオキシン類測定結果
(単位:ng-TEQ/立方メートルN)
【単位の説明】
立方メートルN:標準状態(1気圧・0℃)における気体の体積を表す単位で「ノルマル立方メートル」といいます
ppm:100万分の1の濃度を表します
ng(ナノグラム):10億分の1グラムを表す単位です
TEQ:ダイオキシン類の量を、2,3,7,8-四塩化ジベンゾ-パラ-ジオキシンの毒性に換算した値です
問合せ:クリーンセンター【電話】432-8527
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