5年度にクリーンセンターで処理したごみの量は、2万4955トンでした(表1)。4年度と比べ1150トン(約4・4%)減少しました。
■1日当たり約68トンのごみ
2万4955トンの内訳は、次のとおりです。
(1)市が収集した家庭からのごみ=1万9614トン
(2)事業所系ごみ(一般廃棄物)=4384トン
(3)そのほかのごみ=957トン
市全体で1日当たり約68トンのごみ量となります。また、1世帯当たりでは、年間約566キログラム、1人当たりでは年間約259キログラムです(表2)。
■1年間の処理費用は約13億9900万円
ごみを処理するためには、ごみを集める費用、集めたごみを焼却・破砕する費用、焼却で生じた灰を処分する費用などがかかります。これらの処理を行うために、5年度は約13億9900万円かかりました(表3)。
この金額を1日当たりにすると、約382万円になります。一人一人のちょっとした心掛けと積み重ねでごみを減らし、ごみ処理にかかる費用も減らしていきましょう。
■ごみの分析状況
可燃ごみの分別状況を、A~Dの地区ごとに調査しています。その結果、全地区の生ごみ(湿)ベース平均で、可燃ごみの中にプラスチック・ビニール類15・3%、金属・ガラス類が0・6%混入していました(表4)。
焼却するごみの中に異物が混入していると、焼却炉などの設備の故障原因となります。また、可燃ごみとして出される「紙類」の中に、再生可能な「雑がみ」が含まれていることがあります。雑がみは、紙の再生原料となりますので、資源物として集積所に出してください。
ごみの正しい分別は、安全で安定したごみ処理や環境を守ることにつながります。
■排ガスなどはすべて基準値以下
ごみ焼却炉から出る排ガス中のばいじん、硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素については、法規制値よりも厳しい基準を設けています。
5年度の排ガス測定は、1号炉、2号炉とも各6回の測定を行い、平均値と最大値を算出しています。その結果、全ての測定項目で排出基準値を下回りました(表5)。
また、ダイオキシン類については、2基の焼却炉それぞれについて年2回の測定を行い、いずれも法規制値を下回っています(表6)。
■周辺の環境への影響
クリーンセンターの敷地境界で、臭気濃度、悪臭物質、騒音、振動を定期的に測定しています。
いずれの測定結果についても、施設の稼働による周辺の環境への影響は確認されませんでした。
■クリーンセンターからのお願いです
クリーンセンターでは、日常生活から排出されるさまざまなごみを安全に効率よく処理するとともに、周辺環境に影響がないよう注意を払っています。
ごみの出し方や分別のルールを守っていただくことで、ごみをさらに安定的に処理することができます。
皆さんのご理解とご協力をお願いします
5年度DATA
人口:96,430人
世帯数:44,065戸(6年4月1日現在)
ごみ処理量→年間24,955t
1日当たり→約68t
1世帯当たり→年間約566kg
1人当たり→年間約259kg
ごみ処理にかかった経費→年間約13億9,900万円
1人当たりごみ処理経費→年間約14,516円
ごみ1kgを処理する経費→約56円
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